KAT-TUN・亀梨ワースト3位、天海祐希とV6・井ノ原は同率1位! 4月期ドラマ初回視聴率ランク
一方で、ワースト3位と2位は、いずれもフジテレビのドラマがランクイン。二階堂ふみとKAT-TUN・亀梨和也がダブル主演を果たす『ストロベリーナイト・サーガ』は初回7.8%と、1ケタのスタートを切った。12年に連ドラが放送され、竹内結子と西島秀俊コンビで人気を博した『ストロベリーナイト』のリメイク作品だが、注目度の高さと数字が比例しなかった印象だ。
二階堂は27歳の若さで警部補に昇任した女性刑事・姫川玲子役、亀梨は姫川にとって年上の部下・菊田和男役を演じているものの、視聴者からは「二階堂に警部補の貫禄がない……」「ダブル主演と言いながら、亀梨くんの存在感がなくて影が薄すぎ」「菊田がダメ。姫川を信頼しながら、そばで見守ってる感じが出てない」といった辛らつな感想も見受けられる。2話は6.4%に減少しており、全話平均ランキングのワースト入りも十分あり得るだろう。
ワースト2位は、松坂桃李が車いす生活を送る主人公・鮎川樹を演じる『パーフェクトワールド』で、初回は6.9%。「Kiss」(講談社)で連載中の有賀リエ氏による同名コミックが原作で、昨年10月には岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE・EXILE)と杉咲花のダブル主演映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』も公開されている。ドラマでは、初恋の人・鮎川と12年ぶりに再会し、恋に悩むヒロイン・川奈つぐみを山本美月が演じているほか、松重豊、麻生祐未、堀内敬子、瀬戸康史、ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESの松村北斗らが登場。
対照的に唯一、フジで好調なのは、窪田正孝主演の月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』。「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の『ラジエーションハウス』の実写版で、医療モノということもあり、初回は12.7%、2話も12.3%と好調だ。
そして、今期の最下位は玉木宏が主演を務める『スパイラル~町工場の奇跡~』(テレビ東京系)で、初回は深夜ドラマ並みの3.5%だった。小説家・真山仁の人気シリーズ『ハゲタカ』のスピンオフとして出版された『ハゲタカ4.5 スパイラル』(講談社)のドラマ版で、銀行員から転身した企業再生家・芝野健夫(玉木)が、小さな町工場の再生に奮闘する様子を描いたヒューマンエンターテインメント。貫地谷しほり、眞島秀和、真矢ミキ、平泉成、國村隼、長谷川純らが出演している。
放送枠は、昨年4月にスタートした月曜午後10時台の「ドラマBiz」だが、今作はワースト記録を更新。第1弾の『ヘッドハンター』(江口洋介主演)は4.5%で、以降も『ラストチャンス 再生請負人』(仲村トオル主演、6.1%)『ハラスメントゲーム』(唐沢寿明主演、5.2%)『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(真木よう子主演、4.6%)と、初回は1ケタ台が続いていたものの、3%台は初めて。かたや、テレ東では金曜午後8時台の上川隆也主演『執事 西園寺の名推理2』が8.7%で9位に入っている。
このほか、原田知世&田中圭が主演で、企画・原案を秋元康が手がける大型ミステリー『あなたの番です』(日本テレビ系)は、4~9月にかけて2クール連続で放送。初回は8.3%で、前期の菅田将暉主演『3年A組-今から皆さんは、人質です-』の初回10.2%を下回った。物語が進むにつれて視聴率は上昇するのか、今後の展開に注目が集まる。
【2019年春ドラマ(午後8~10時台、民放5局)初回視聴率一覧】
1位『緊急取調室』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 15.2%
1位『特捜9 season 2』(テレビ朝日系・水曜午後9時) 15.2%
3位『集団左遷!!』(TBS系・日曜午後9時) 13.8%
4位『科捜研の女19』(テレビ朝日系・木曜午後8時) 13.7%
5位『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系・月曜午後9時) 12.7%
6位『インハンド』(TBS系・金曜午後10時) 11.3%
7位『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜午後10時) 10.9%
8位『白衣の戦士!』(日本テレビ系・水曜午後10時) 10.3%
9位『わたし、定時で帰ります。』(TBS系・火曜午後10時) 9.5%
10位『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系・金曜午後8時) 8.7%
11位『あなたの番です』(日本テレビ系・日曜午後10時30分) 8.3%
12位『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系・木曜午後10時) 7.8%
13位『パーフェクトワールド』(フジテレビ系・火曜午後9時) 6.9%
14位『スパイラル~町工場の奇跡~』(テレビ東京系・月曜午後10時) 3.5%