『マツコ&有吉 かりそめ天国』打ち切り内定? ゴールデン特番が「キー局最下位」の崖っぷち
マツコ・デラックスと有吉弘行の深夜番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)について、業界内で “打ち切り”のウワサがささやかれているという。先月、ゴールデン特番を放送したが、関係者によるとその特番の“低視聴率”が決定打となったようだ。
「2017年3月まで放送していた『マツコ&有吉の怒り新党』をリニューアルし、同4月からスタートした『かりそめ天国』。今月で放送3年目に突入しましたが、視聴率も評判も下がる一方。それでも一応、ゴールデン進出の話もあり、3月28日には『マツコ&有吉 かりそめ天国 2時間スペシャル』として初のゴールデン放送が実現しましたが、平均視聴率は9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。同時間帯のキー局番組では最下位の成績でした」(マスコミ関係者)
この視聴率により、ゴールデン進出計画は完全に消滅したという。
「ゴールデン進出がなくなったどころか、早ければ今秋にも打ち切りとみられています。そもそも『かりそめ天国』は、『怒り新党』時代からのファンには不評を買っていました」(同)
11年に始まった『怒り新党』は、視聴者から寄せられた“怒り”の投稿を取り上げ、マツコと有吉が議論するスタイルが大好評だった。一方、番組開始当初から出演していたフリーアナウンサー・夏目三久が、16年3月に降板したことを巡っては、騒動が勃発。その後、同8月に有吉と夏目の熱愛・妊娠報道が飛び出すと、業界内外で「夏目の『怒り新党』降板は、これが原因だったのでは?」と騒ぎになった。
「しかし結局、夏目が『全否定』したため、騒動は徐々に収束。そして『怒り新党』も17年春からは『かりそめ天国』に生まれ変わり、番組内容も一新しました。『かりそめ天国』に変わってからは“マツコ・有吉のお耳に入れたい話”を受け付け、紹介するように。同10月以降は、2人に話してほしい情報や悩み、怒りなどを募集しているほか、視聴者の叶えたい“欲望”をタレントや俳優、女優が代わりに体験するコーナーが始まったため、マツコと有吉のトークがめっきり減ってしまいました」(同)
その結果、ネット上では「『怒り新党』の方が面白かった」「『怒り新党』に戻してほしい」という声が続出し、視聴率も苦戦。加えてゴールデン進出の可能性も消え、『かりそめ天国』は“一旦リセット”の方向となるようだ。
「とはいえ、テレ朝がマツコと有吉をいきなりリストラするとは考えにくいので、2人を使った新番組を用意するか、あるいは本当に『怒り新党』復活も期待できるかもしれません」(同)
視聴者の声を聞き入れた『怒り新党』であれば、ゴールデン進出の可能性も再浮上するのだろうか。