ジャスティン・ビーバーの「子どもができたよ!」というエイプリルフールの投稿が大炎上
今年に入ってから精神的に不安定な状態になっている歌手のジャスティン・ビーバー。2月には、米ファッション誌「VOGUE」で、2017年のワールドツアー中にうつ状態になっていたことを告白。3月10日には、ラッパーのカニエ・ウエスト、自身のマネジャーであるスクーター・ブラウンと肩を組んで神に祈る写真をインスタグラムに投稿し、「(精神状態が悪く)悪戦苦闘している」と吐露。25日には「自分が壊れてしまわないように、結婚生活を維持できるように、理想の父親になるために」「(自分に)深く根付いている問題の修復に専念したい」と、音楽活動の一時休止を発表した。
ファンは心配しつつも、「理想の父親」という言葉に「もしかしたら妻のヘイリーがおめでた!?」と盛り上がった。というのも、ジャスティンは前述の「VOGUE」のインタビューで、「ヘイリーと結婚するまでの1年間、禁欲していた」と激白。ネットでは「セックスを解禁して、今は毎日でもやってそう」「すぐにでも妊娠するでしょ」と下世話な推測がされていたからだ。
そんな中の、4月1日。ジャスティンはインスタに、胎児のエコー写真を投稿。ファンは「やっぱり!!」と色めき立ち、「おめでとう」「男の子だね」と祝福コメントが多数書き込まれた。その一方で、「はいはい、エイプリルフールね」「これ、ウィキペディアの超音波のページに載ってる写真じゃん」と、まるで信じない人も。
これを受けて、ジャスティンは、おなかを出して産婦人科医のような人に診察されているヘイリーの写真を「エイプリルフールだと思っている人たちへ」というメッセージとともに投稿。とてもリアルな妊婦健診の写真だったこともあり、「本当なのね!」「おめでとう!」と、今度は誰もが妊娠を信じた。
が、その1時間後、ジャスティンはエコー写真の赤ん坊部分に、子犬の写真を重ねたコラージュ画像をインスタに投稿。「オーマイゴッド。エイプリルフールだったよ」と騙された人への説明文を添え、ウソだとネタ明かしをした。
この投稿にスクーターは「みんなを騙せたな」とコメントしたが、ネット上では「1ミリもおもしろくない」と大炎上。「なんて不謹慎なの!」「ユーモアセンスなさすぎ」と批判が巻き起こった。
ちなみにネタ明かしした投稿のコメント欄には、ジャスティンと仲のいい歌手アリアナ・グランデも、あきれはててどう反応してよいかわからない時に使う「sksjsj」「no」と書き込んだ。「このウソはちょっとマズいんじゃない」とやんわりたしなめるもので、多くの人が彼女の意見に同意。22時間で8万を超える「いいね!」を集めている。
実は3月31日、ロサンゼルスで人気ラッパーのニップジー・ハスルが銃殺される事件が発生。ニップジーとコラボしてきた数多くのアーティストたちが彼の悲劇的な死を悼み、殺人犯だとされるギャングたちを非難するメッセージを次々とSNSに投稿。大御所ラッパー、スヌープ・ドッグがインスタに投稿した「今年はエイプリルフールなんてなしだ! 信じられないような事件が現実に起きてるっていうのに、やってられっか」というメッセージが45万近くの「いいね!」を獲得し、支持されていたのだ。
そんな流れもあり、ジャスティンのエイプリルフールに嫌悪感を抱く人が多かったよう。ジャスティンもインスタグラムでニップジーの死を追悼しているものの、命に関する話題を悪ふざけに使ったのは、あまりにも無神経だったといえるだろう。