コラム
「元極妻」芳子姐さんのつぶやき48
横浜のラーメン店で抗争が起こったワケ――元極妻が考える山口組二次団体幹部殺害事件
2019/03/31 16:00
今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
■ラーメン店で殺人事件
すでに手打ち(和解)しているそうですが、3月20日に横浜市内のラーメン店でヤクザ同士のケンカがあり、2人が刺されて1人は死亡、1人は重傷を負いました。
亡くなったのは六代目山口組二次団体・三代目小西一家の小濱直史統括委員長。ネットでは「ラーメン店の厨房の包丁でメッタ刺しされた」との話も出ていますが、真偽はわかりません。また、実行犯はこの原稿を書いている3月28日の時点では、まだわかっていませんが、稲川会二次団体・十二代目小金井一家の組員といわれています。この方も、また長い逃亡生活が続くのでしょうか。
報道などによりますと、名前が似ていてわかりにくいですが、「小金井一家のシマで小西一家がシノギをしている」ということで、以前から両者の間で話し合いが持たれていたそうです。
20日も、この件で話し合おうとラーメン屋に集まったところ、小金井一家側は3人だったのに、小西一家側はなぜか10人以上だったそうで、「話が違う」と口論となった挙げ句に刺されてしまった……ということです。「多勢に無勢」ではなく、多勢の方が刺されているのもどうなっていたのか、報道ではよくわかりませんね。
被害者は、現在服役中である小西一家の最高顧問で二代目堀政連合・小濱秀治会長の養子さんでもあるそうで、カエシ(報復)による全面抗争も懸念されましたが、素早く手打ちが済んだことで、最悪の事態は回避できたんですね。ひとまずよかったです。
南無阿弥陀仏。