「ar」初登場で乃木坂46を蹴散らす! 安達祐実(37歳)が突きつけてくる“素材”という現実
人気ヘアメイク、イガリシノブ氏のメイク企画。今号では新たに「おしゃH顔」を提案しています。タイトルは「おしゃH顔だ~いすき(ハート)」。「ハズキルーペ、だ~いすき」と同じ抑揚で読むと良さそうです。
おしゃH顔とは、おしゃれでエッチな顔のことのよう。「#スイッチON #男子の本能 一発ムーディ顔」メイクは、ラデュレのピンク色リップを「ぐちゅぐちゅ~っ」と塗るのがポイントとか。「唇は思いきりじゅわじゅわに(ハート)」「ぐちゅぐちゅ塗りで唇だけにHっぽさを潜ませながら、メスモードを完全にON!」とのことです。男子、一発、ぐちゅぐちゅ、じゅわじゅわ、唇、H、メス……。どこかの成人雑誌のような単語のチョイスにしびれます。
ほかに、名前だけではどんなメイクか想像もつかない「#思わせぶり #ドキドキさせる おフェロエッジ!!! Yes!」メイク、「#禁欲セクシー #眼差し攻撃 囲み目LOVER!!!」メイク、「#ピンクが味方 #目標は子猫 ワントーンBABY!!!」メイクなども。ビックリマークの多用からもテンションの高さがうかがえます。気になった方はぜひ、見てみてください。
またイガリシノブ氏、自身が手掛ける化粧品「フーミー」の商品を、この企画内で4点も使用して紹介しています。感性の人かと思いきや、意外と商人(あきんど)。奥が深いイガリシノブ氏です。
乃木坂を公開処刑する安達祐実
最後は、「ar」初登場の安達祐実。奇跡の童顔37歳が、6ページに渡って愛用コスメやメイク方法を紹介しています。主演ドラマ『家なき子』(日本テレビ系)や、井戸田潤との結婚・離婚などをリアルタイムで知らないであろう、20~25歳という「ar」の読者層には、ただただ美しい37歳のビューティーアイコンとして映っているのでしょうか。
確かにどのページの安達祐実も、めちゃくちゃ美しく、ヘタしたら「ar」が大量にモデルとして投入している乃木坂46のメンバーよりも、透明感があるように見えます。素材が奇跡ということは重々承知で、それでも30代、40代の希望! そのメイク方法を読んでみると……。「なるべく薄づきで清潔感があるメイクを心掛けていて、整える感覚に近いかもしれないですね」「ファンデーションを薄く塗って、ツヤの出るパウダーをのせる。まぶたのベースにも光沢感をプラスして、赤茶系のリップを塗るのが定番」。ちなみに愛用ファンデはRMK。フッ……フツー!
やはり素材の力か……と現実を突き付けられる結果となりましたが、大量の乃木坂に混じって37歳を起用する「ar」の挑戦心には敬意を表したいです。
(島本有紀子)