ピエール瀧の「コカイン使用容疑」とミナミのカジノバー銃撃――元極妻が考える「逮捕」の意味
などとしみじみ思っていたら、ピエール瀧さん逮捕のニュースが入ってきました。コカインの使用を認めているそうで、驚きました。
俳優として数々の映画やテレビドラマに出演されている瀧さんは、電気グルーヴのメンバーであり、ミュージシャンとしての活動も長いですよね。逮捕(パク)られた時には、職業を「ミュージシャンです」と答えたそうです。
それにしても、覚醒剤ではなくコカインですか……。コカインで思い出すのは、パンツに入れていた勝新太郎さん(古いか)とか、『コカイン』という曲まで作っているエリック・クラプトン、レディー・ガガ、ホイットニー・ヒューストンなどですね。アンジェリーナ・ジョリーやエアロスミスのスティーブン・タイラーも使用を認めています。
瀧さんもやっぱりセレブなミュージシャンだから、コカインなのでしょうか。瀧さんが悪徳刑事として出演した映画『日本で一番悪い奴ら』(東映・日活、白石和彌監督、2016年公開)の原作者で元北海道警察警部の稲葉圭昭さんは、「(瀧さんは)パクられて、むしろホッとしているんじゃないかな」とコメントされていました。たしかに収監されれば、ひとまず薬物も使えません。
この稲葉さんは、ご著書『警察と暴力団 癒着の構造』(双葉社)で、コカインやクラック、ヘロインなど、さまざまな違法薬物を試したことをカミングアウトされ、いちばんハマったのが覚醒剤なのだそうです。それもどうかと思いますが、瀧さんの場合、コカインは海外のミュージシャンは使う方が多いので、罪悪感も薄かったのでしょうか。
ちなみに今年の初めには神奈川県の職員の方が大麻とコカインを使用したとして有罪判決を受けて、懲戒免職となったことが報じられています。この時は「職員さんでも、週末はミュージシャンでもやってるのかな?」と思った程度で、あまり気には留めませんでした。でも、これからは、セレブやミュージシャンでなくてもコカインに手を出す時代になるのかもしれませんね。
それはさておき、瀧さんが関わられた映画やアルバムなどがすべて封印され、ライブも中止になってしまうのはどうかと思いますね。ゴーンさんが逮捕されても日産車は売られていますし、コマーシャルの自粛もないですよね。メーカーさんは、よく考えていただきたいと思います。