サイゾーウーマンコラムホス狂い界隈を絶望させた“女の復讐劇” コラム 【連載】ホス狂いのオンナたち Twitterで「担当ホストの本命彼女」を暴露!! ホス狂い界隈を絶望させた“ある女の復讐劇” 2019/03/09 17:00 せりな コラムホス狂いのオンナたち ホス狂いの心を揺さぶった、Aくん暴露事件の詳細 一つは、担当ホストとの関係が破局を迎えたときの「最後の大花火」だ。これは、担当ホストに一番お金を使っていた「エース級の女たち」によって主に決行される。前回のホス狂いマッピングでいえば、階段の上段にいる女たちがそれに当たる。 暴露内容に関してはお察しの通り、「担当にたくさんお金を使ったけど裏切られた」がほとんどだ。平たくいってしまえば、復讐である。 冒頭のAくんのエピソードもこれに当てはまる。 「シャンパンタワー楽しかったね」……その言葉とともに、女性は自分とAくんの写真を何枚もTwitterに投稿した。ちなみに、シャンパンタワーは最低でも1回150万円程度のお金がかかる。つまり、暴露をした女の子は、間違いなくエース級のお客さんだったということだ。そして、思い出話に続けて、女性はこう暴露した。Aくんにはキャバ嬢の彼女がいる、自分は嘘をつかれていた、と。 Aくんが、ひと月の売り上げ1000万円クラスの有名ホストだったこともあり、私の周囲のホス狂いたちは、しばらくこの話題でもちきりだった。ホス狂いの掲示板では、3日間で3スレッドを消費し、「Aくんとキャバ嬢の部屋のインテリアが同じだ」やら「二人は同日に店を休んでいる」やら、二人の交際を裏付けようと、さまざまな臆測が飛び交った。みんな他人の人生に興味津々である。 しかし実は、ここまでの暴露であれば、ある意味定期便みたいなものなので、大騒動にはならなかった。では、なぜ今回の暴露事件がたくさんのホス狂いたちの感情を揺さぶったのか(現に、私も揺さぶられすぎてコラムのテーマを急遽変更してしまったほどだ)。その理由は、たった一つ――暴露をした女性も、彼女とウワサされたキャバ嬢も、どちらも相当な“美人”だったのである。 私たちの動揺を、ホストに行ったことのない人は想像しづらいかもしれない。しかしこれは、前回に書いた「お金を使えば、容姿に関係なく一番になれる」というホスト遊びの価値観を根底から覆しかねない大事件なのだ。 「こんなに可愛い子がたくさんお金を使っても裏切られるのか……」 絶望的な話である。いや、絶望そのものだ。 そしてこの暴露による炎上は、直接関係のないホス狂いたちにまで延焼した。すなわち、多くのホス狂いたちが、まるで自分ごとのように大ダメージを受けたのである。私ももちろん被弾した。鬱々としてくるから、この話はここらへんで切り上げよう。というか、もう筆を置きたくなってきた。なので、さっさともう一つの「暴露」を紹介して、終わりにしよう。 二つ目の暴露とは、ホストのベッド写真や裸の写真などをいたずらに載せる「テロ」である。要するに、リベンジポルノだ。たちの悪いことに、遊び半分、愉快犯的に行われることも多い。 なぜそんなことをするのか。推測するしかないが、「自分はお金を払わなくてもホストと寝れる」というほかのホス狂いたちへのマウンティング行為と、私は解釈している。そもそも、考えてみてほしい。そんなみだらな写真があるというのは、最初から暴露する可能性を視野に入れていることにほかならない。ホストクラブの初回を渡り歩き、店ごとのホストと寝て、その痴態を集めて暴露する猛者などもたまにいる。だから、ホストも決して油断はできない。恐ろしい話である。 次のページ AV女優になったホス狂いのお別れ暴露 前のページ123次のページ 関連記事 容姿や年齢より「使った金額」! ホス狂いたちが繰り広げる、担当ホストのエースをめぐる闘争担当ホストに月200万円……OLから風俗嬢になった女が駆け上がった「ホス狂い」の階段歌舞伎町の元風俗嬢が語る、愛しき“ホス狂い”たち――「滑稽だけど大真面目」な素顔アラフォー風俗嬢がデリヘルで出会った、酸素ボンベで繋がれたおじいさんとの2時間アラフォー風俗嬢が聞いた、忘年会で行われる「乱交コンパニオン」とのえげつない“遊び”