「ネット社会の恐怖を味わった」『イノセンス 冤罪弁護士』第5話で描かれた“社会的制裁”の衝撃
2月23日夜10時から第6話が放送される、坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)。視聴率は第1話8.3%、第2話8.7%、第3話9.4%、第4話8.3%、第5話9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、再び9%台に回復した。同作は“冤罪”を題材にしたヒューマンリーガルエンタテインメントで、若き弁護士・黒川拓(坂口)が弱き人々を救おうと奔走する姿を描く。
第5話では拓と楓(川口春奈)のもとに、高校フェンシング部顧問・高松(豊原功補)の弁護依頼が舞い込む。指導中のひと突きでエースの藤里(清水尋也)が心停止してしまい、在宅起訴されたのだ。一命を取り留めた藤里は自宅療養中だったが、副部長の田代(柾木玲弥)が裁判で証言してもいいと拓に申し出る。
裁判が始まると、なんと田代が高松の高圧的な指導を暴露。さらに高松が藤里に手を上げる映像まで再生し、傍聴席の報道陣に向かって「公表してください」と声を上げたため、法廷は大混乱に陥ってしまう。世間では高松に対するバッシングが吹き荒れ、弁護を担当する拓たちも窮地に追い込まれていった。
そんな状況で再び高校を訪れた拓は、以前、田代と会話していた森吉(木村風太)が科学部の部室にいる姿を目撃。また、体育館の床下が収納庫になっていることに気づき、庫内の天板の一部に焦げついた跡も発見する。
裁判で拓と科学者の恭一郎(藤木直人)が証明したのは、高松が藤里を突いた瞬間に無線で送電する「テスラコイル」の存在だった。森吉はテスラコイルの設置を認め、藤里から頼まれたと証言。期待感の重圧からフェンシングを辞めたかった藤里が、命と引き換えに高松を陥れようとしたのだ。そんな藤里を諭した拓は「生きて償って立ち直ってください」と忠告し、高松の無罪を主張するのだった。
「今回のエピソードでは生徒の策略と社会的制裁によって、誹謗中傷を浴びた高松が家庭崩壊寸前にまで陥りました。特に田代の行動は計画的で、法廷では拓まで翻弄されたほど。視聴者からも『今どきの高校生、頭の中怖すぎでしょ……』『今回の話は現実と重なってネット社会の恐怖を味わった』『若い子たちに限らず、自分の行動がどんな事態を招くかしっかり考えような』といった声が相次いでいました」(芸能ライター)
第6話で楓は、かつて東央大生だった恭一郎の妹が殺され、交際相手の理工学部の学生が有罪判決後に自殺したことを知る。そんななか、拓たちは事務所が顧問契約をしている樽前物産社長の息子・樽前裕也(須賀健太)の弁護を担当することに。友人を射殺した疑いをかけられた裕也は被疑事実を否認しているが、状況証拠が揃っている上に彼自身の評判も最悪だった。
「次回は恭一郎の妹の殺害事件の輪郭が明らかになり、拓と同じ事務所のパラリーガル・穂香(趣里)の息子が誘拐されるなど重要な展開が盛りだくさん。ネット上では『いよいよ拓と恭一郎の関係が明かされるのかな?』『次回はかなり白熱の展開になりそう』と期待の声が高まっています」(同)
それぞれの事件がどのように描かれるのか、見逃さないよう注意しよう。