「食器棚」の収納力アップに“アレ”は厳禁!! 劇的チェンジの秘訣で「容量300%増」も!?
毎日使うモノだからこそ、機能的な食器棚を目指したいですよね。食器棚には、棚タイプ(前から取る)と引き出しタイプ(上から取る)があります。ストレスを溜めないために、「ワンアクションで取り出す」ことを考えて選びましょう。
さて、本題に戻ります。
こちらは、備え付けの棚に「棚板を増した例」です。ホームセンターで3枚の板をカットして収納力を上げた結果です。材料費は、2,000円ぐらいで済みました。
筆者のお客様のご自宅例です
空間をフルに使って、“ワンアクション”で出し入れできるようになりました。使用頻度の高いモノの収納は、快適さが重要です。
Yさんの食器棚も、ホームセンターで板をカットしたほうが「快適な出し入れ」になります。採寸やDIYが苦手なら、1枚の板とタボ(棚受け)を持参し、お店の方に助言をもらうと簡単です。
「ワンアクション」の食器棚で、家事が楽になる!
Yさんの食器棚の収納は、棚板(厚1.5cm)を2枚増やせば解決できます! 食器以外のキッチン小物も、たくさん入ります。
使用頻度の高い食器類は黄色の点線ゾーン(右手の場合)に収めます。これで、左手で扉を開けて右手でお皿を戻すことができます。
食器棚に「キッチン小物」を入れるプラン!
また、タッパーやラップ類は、透明のファイルボックスがオススメです。在庫を「見える化」にすることで、一度で見渡せます。背の高いグラスも、透明の箱(ダイソ―のシューズボックス)に入れて下段へ。横置きなら、高さ違いでスペースを奪う問題も解決できます。
※ 写真左から、ホームセンターのファイルボックス(当時248円/税込)、ニトリのファイルボックス(399円/税込)ライター調べ
【まとめ】
Yさん、食器棚の収納はいかがでしたか? 収納が「取り出しにくい」と感じたら、収納グッズを買わずに空間を見直しましょう。目安としては、12〜16cmの高さで仕切れば「ワンアクション」になります。この時、以下の5つのポイントも意識してお皿を収めると良いでしょう!
[1]形状の異なるお皿を重ねるなら2種類まで
[2]1枚で数パターン使える皿を選ぶ
[3]同じ種類・形状は縦1列に並べる
[4]タッパーは、重なる型を2種類まで
[5]家族の適正量を意識する
毎日のことだからこそ、家事の簡略化を目指したいですね。
――「お片付けSOS相談」は次回、2月25日(月)に更新!
<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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