美容・健康
横浜労災病院皮膚科・齊藤典充医師インタビュー

自分の髪を抜く抜毛症は「こっちを向いて」のサイン! 医師に聞いた実態と治療法

2019/02/11 17:00
松嶋千春/清談社

 無意識のうちに髪の毛やまつ毛を抜いてしまう……。この行動は、抜毛症(トリコチロマニア)と呼ばれる病気の症状かもしれません。ヴィクシーモデルのサラ・サンパイオなど、有名人も続々とカミングアウトしているという「抜毛症」の実態と治療法について、横浜労災病院の皮膚科医師・齊藤典充先生にお聞きしました。

■抜毛症=精神の病とは言い切れない?

 抜毛症とは、正常な毛(髪の毛、眉毛、まつ毛など)を抜いてしまう精神障害だといわれています。しかし、「抜毛症を“精神の病気”と一言でくくるのは難しい」と齊藤先生は指摘します。

「学術書では『ストレスのはけ口としての自傷行為』といわれることもありますが、リラックスしていて、ストレスを感じていないときに抜いてしまう人もいます。病気と単なるクセはストレスの有無によって厳密には区別できません。『自分で正常な毛を抜く』という行為自体が抜毛症の定義となるのです。もともと『髪を触っていると落ち着く』という人が、その延長で抜き始める場合もあります」

 髪を抜く痛みはそんなに強くないために、快感になって抜いてしまいやすいそうです。では、抜毛症に、ほかの身体的疾患との関連性はあるのでしょうか?

「頭皮に湿疹があり、かくついでに毛を抜いてしまう、という人もいました。その場合は皮膚病を治してあげれば解決すると思います。また、抜毛していることを周りの人に知られたくないがために抜いた毛を食べてしまい、毛が消化されないで胃の中で固まって食欲減退を引き起こしていたケースもありました」

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