海外
長寿作品はファンも多い!
『NCIS』『THIS IS US』がランクイン、1位はあの過激作! 2018年に最も視聴された米ドラマのトップ5
2019/02/10 19:00
米ABC局で1988~97年まで放送されていた国民的コメディ。アメリカのやや貧しいワーキングクラスの日常をコミカルかつ過激に描き、リアルすぎると爆発的な人気を得た作品が、オリジナルキャストで復活。18年3月から復活版の放送が始まった。
主人公のロザンヌを演じるロザンヌ・バー、夫のダンを演じるジョン・グッドマンは、オリジナル版ではでっぷりと太っており、それが「リアルな一般的アメリカ人の姿」と視聴者は親しみを覚えていた。そんな2人は、復活版で「関節炎やらの持病」から鎮痛剤依存に陥っており、今度は「現代の超リアルなアメリカ人の姿だ」と共感を集めた。
また、女優ロザンヌ自身が保守派でトランプ支持者であることから、復活版では番組の中のロザンヌもトランプ支持者として描かれている。反トランプである出戻り娘とのやりとりや、ジェンダーレスな孫に対する扱いも偏見とジョークと正論が入り混じった絶妙なものに。代理母やイスラム系移民などの社会問題や時事ネタを取り上げたエピソードを次々と放送し、視聴者は「さすが『ロザンヌ』!」と大絶賛。復活版も爆発的なヒットとなった。
しかし、5月にロザンヌが人種差別ツイートをしたことが大問題となり、番組はあっけなく終了。シーズン2の制作はすでに決定していたため、他の役者やスタッフのために、タイトルを『コナーズ』に変更して継続。ロザンヌは鎮痛剤の過剰摂取で死んだことにされてしまった。多くの人々に支援されスタートした『コナーズ』だが、初回エピソードの平均視聴者数は1,050万人で『ロザンヌ』に比べて激減、皮肉にもロザンヌの絶大な人気を証明する形となった。
最終更新:2019/02/10 19:00