芸能
弁護士ドラマでは初回最下位

『イノセンス~冤罪弁護士~』主演は、坂口健太郎じゃなかった? オファー蹴った大物俳優の名前

2019/01/21 17:00
『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)公式サイトより

 坂口健太郎主演のリーガルドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)初回が1月19日に放送され、平均視聴率が8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。今期の連続ドラマには、弁護士モノが3作品もあるが、『イノセンス』は初回視聴率において、『グッドワイフ』(TBS系)の10.0%、『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)の9.3%を下回り、最下位となった。

 本作は、冤罪事件を“逆転無罪”に導く敏腕弁護士・黒川拓の活躍を描くリーガルドラマ。坂口演じる黒川弁護士は、執念と情熱、そして“科学”の力を武器に、事件へと立ち向かっていくが、一方で整理整頓が苦手で、事務所の物置に住み着くという、“変わり者”の一面も持っているという。

「ネット上では、変わり者の弁護士が活躍するリーガルドラマということで、2012年に第1期、13年に第2期が放送された堺雅人主演『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)との類似を指摘する声が出ています。同作は、第1期の全話平均視聴率が12.5%、第2期が18.4%と、スマッシュヒットを記録し、業界評価も非常に高い作品として知られています」(芸能ライター)

 『リーガル・ハイ』は、どんな汚い手段を用いてでも、絶対に勝訴を物にする奇抜な弁護士・古美門研介弁(堺)が、真面目で正義感の強い新米弁護士・黛真知子(新垣結衣)を振り回しつつも、法廷で共に闘っていく姿を描いた作品だが、「『イノセンス』も同様に、スタンドプレーに走る黒川と、彼に反発しながらも一緒に事件を解明していく新人弁護士・和倉楓(川口春奈)の姿を描いており、確かに両作品には通ずるところがある」(同)という。

「実は日テレは当初、堺を『イノセンス』の主演に想定して企画を作っていたそうです。近年、民放連ドラの主演から遠ざかっている堺にぜひ出てもらいたいと、熱心にオファーをしたといいますが、あえなく玉砕だったとか。実はフジも『リーガル・ハイ』の続編を作りたいと、あの手この手で堺に打診しているそうですが、いまだに本人が首を縦に振らないという状況だといいます」(テレビ局関係者)

 さらに『イノセンス』は、堺に振られた後も、なかなか主演俳優が決まらなかったという。

「堺のほかに数人、オファーを断られているそうです。当初の企画も二転三転し、現場の士気は相当下がっていることでしょう。『もし企画通り、堺が出てくれていたら』と悔やむ日テレ関係者は多いのでは」(同)

 日の目を見るまでに、スタッフの多大な苦労があったという『イノセンス』。ここからの巻き返しに期待したいところだ。

最終更新:2019/01/21 17:00
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