滝沢秀明社長、ジャニーズJr.・Snow Man増員の采配に「失望した」「呆れた」との声続出
1月15日付でジャニーズ事務所の関連会社「ジャニーズアイランド」の代表取締役社長に就任し、裏方として新たなスタートを切った滝沢秀明。この発表に伴い、ジャニーズJr.内ユニット・Snow Manのメンバー増員も明らかになったが、ファンからは否定的な声が続出。新会社立ち上げ早々、“滝沢社長”のプロデュース能力に批判が続出している。
17日付の「スポーツニッポン」によれば、ジャニーズアイランドは、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が会長を務める会社で、Jr.のプロデュースと、今後の新人発掘が主な業務だという。3月には神奈川県・横浜アリーナでJr.内ユニット・SixTONES、Snow Man、Travis Japanの単独コンサートを開催し、社長の滝沢が演出を担当するとのこと。Jr.専門のグッズショップ、新たなネット番組設立への準備も進めているといい、滝沢社長は「今年1年いろいろ仕掛けていきたい」と、意気込んでいた。
そして、“仕掛け”の1つが、2月開幕の舞台『滝沢歌舞伎ZERO』のメインキャストであるSnow Manの増員だ。現在の6人にプラスし、宇宙Sixの目黒蓮、関西ジャニーズJr.の向井康二がユニットを兼任するほか、中学3年生の15歳・村上真都(まいと)ラウールの計3人が加入。グループは9人体制となり、3月24日の横浜アリーナ公演でお披露目されるとか。
「元のSnow Man6名は現在25~26歳のため、10歳下の後輩がいきなり仲間入りすることになります。村上はベネズエラ人の父と日本人の母を持つハーフで、『少年忍者』というユニットで活動していました。彼の場合は兼任ではなく、Snow Manに正式加入する模様。ジャニー社長はかねてより20年の東京五輪を盛り上げるべく、40人ユニット・Twenty Twentyの結成を計画しています。村上のパフォーマンス力を高く評価しており、昨年10月にそのユニットの候補生として、スポーツ紙などで名前が報じられたほど。公表された写真でも、村上は前列のセンターを務めています」(ジャニーズに詳しい記者)
前述の「スポーツニッポン」によると、滝沢社長も村上について「雰囲気がある。踊ってて輝いてる」と語り、「増員は“新しい風を吹かせたい”というグループの希望だったと話し『彼らも(村上への思いが)同じだった。だったら、と、ジャニーさんと相談して加入を決めた』と説明した」そうだ。村上が加入するSnow Manといえば、アクロバットに定評のある実力派グループで、滝沢社長とは何度も舞台で共演するなど信頼も厚く、熱心なファンも抱えている。
それだけに、突然の増員に「6人じゃなくなるなら、名前変えて別のグループにしてほしい」「兼任とか舐めてる。Snow Manのハードスケジュールについてこれるの?」「ラウールを推したいなら、ラウール中心の中高生ユニットを作ればいい。なぜSnow Man?」「目黒はまだしも、向井とラウールはファンの層も違いすぎるし、異文化交流すぎる」と、大ブーイングが巻き起こっている。また、Snow Manのメンバー数にかけて、歌詞に「6」や個々の名前が含まれた楽曲もあるだけに、こういったオリジナル曲が「歌えなくなるのではないか」と、心配の声も少なくない。
「近年あった、Jr.ユニットのメンバー増員でいうと、17年11月に5人組のTravis Japanへ松倉海斗と松田元太が加入した事例があります。松倉&松田はダンス技術の面から見ても元の5人と遜色なく、現在ではファンに受け入れられており、この増員は成功といえるでしょう。17日付の『スポーツ報知』には、今回の人事に関して『みなさんが想像できる人では面白くない』との滝沢のコメントもあり、その意味では面白いものの、『ファンの思いを最優先にしたい』という言葉とは違った結果となったようです……」(同)
Snow Manと滝沢の関係性を知っているファンは、滝沢の芸能界引退・プロデュース業転身によって6人がどんな活躍を見せていくのか、大きな期待を抱いていたのだろう。ところが、ふたを開けてみればユニットの原型を留めない改革が行われたとあって、「初っ端からこんなハチャメチャなことやるなんて、プロデューサー向いてないよ」「今後のJr.をタッキーがプロデュースすると思うと、絶望しかない」「Snow Manを優遇しろとまでは言わないけど、ちゃんとプロデュースしてくれると思ってた。タッキーには本当に失望した」「タレント側だったのに、ファンの気持ち考えられないんだね。本当に呆れた」と、不満が高まっている状況だ。
さらに、滝沢社長が取材の場で「ジャニーさんはコンサートだけでビックリしてくれない」と打ち明け、“独自色を濃く出していく”方針を示唆したという報道についても、「ジャニーさんをビックリさせたいなら、引退しないで自分がタレントとしてビックリさせればいい」と、呆れた声が見受けられた。
発表直後は辛らつなコメントばかり上がっているものの、いざ新体制が始まれば、グループにとって良い方向に働く可能性も。滝沢社長の采配は、長い目で見守る必要があるのかもしれない。