サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」石原さとみ“年内結婚説”への疑問 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第443回】 「女性セブン」の石原さとみ破局を否定し、“年内結婚説”を報じる「女性自身」への疑問 2019/01/15 21:00 女性週刊誌ぶった斬り! 栄監督による吉田沙保里へのパワハラ 2位の記事はかなり衝撃ものだ。昨年、レスリングの伊調馨選手へのパワハラで世間を大いに騒がせた日本レスリング協会の元強化本部長・栄和人が、霊長類最強女子で五輪3連覇のレジェンド・吉田沙保里にパワハラをしていたというのだから。 しかも、その根拠が吉田自身の過去の発言だというのだ。今からちょうど10年前に発売された集英社刊行のスポーツ総合雑誌「スポルティーバ」(2009年2月号)。そこで仲良しの元サッカー女子日本代表の澤穂希と対談した吉田は、こう語っていたという。 「栄監督も私がロンドン五輪までに結婚したいって言ったら、してもいいって言うし……。ただ、子供はダメだって」 記事でも、栄監督の言葉はパワハラ以外の何ものでもないと指摘されているが、その通りだろう。しかも出産だけでなく結婚さえも、監督にお伺いを立てないと、なんて! 当時は、セクハラに対する認識が今よりも全然遅れていたとはいえ、栄監督が当時から選手を“モノ扱い”し、その延長線上に伊藤馨へのパワハラがあったことが手に取るようにわかるエピソードだ。おそらく吉田本人は、当時も今もそう認識していないかもしれないが、しかし、この発言は完全アウト。 スポーツ専門誌での発言で、長らくスルーされてきたであろうこのエピソードを発掘した「自身」はえらい! 女性週刊誌は、セクハラ・パワハラそして女性の人権に対して、一般誌よりも敏感であってほしいと常々思ってきたが、「自身」はこうした問題を積極的に取り上げている。 そして記事には吉田が引退後、ママタレになりたいと紹介されている。それもいいけど、パワハラやセクハラをしない立派な指導者になってほしいとも思う。女性の指導者が増えれば、男社会での女性差別や偏見が少しは減っていくはずだから。 ビートたけしの愛人・離婚問題を追い続けてきた「自身」が今週もたけしの妻・幹子夫人の肉声を伝えている。愛人に皮肉を言い、離婚調停を否定。やる気だ。今後の展開が楽しみになるようなコメントをしてくれる幹子夫人だが、一方のたけしは、やはりトチ狂ってしまったのか。 昨年から離婚調停は一部マスコミで話題になっていたが、元日には「スポーツニッポン」が離婚調停との記事を出し、しかし翌日には事務所関係者がこれを否定。にもかかわらず、たけし自身が1月5日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で、「もう調停なんか終わっている」と発言し、再度事務所がこれを否定するというわけのわからない展開を辿っている。 今年、この騒動がどうなるのか。幹子夫人の反撃を楽しみにしたい。 前のページ12 最終更新:2019/01/15 21:00 Amazon アンナチュラル Blu-ray BOX どっちが本当? 関連記事 中居正広と滝沢秀明の“強い絆”を強調する「女性セブン」の裏メッセージ片山さつき「疑惑」、安室奈美恵「引退」、小泉今日子「自由」……2018年の“女”を斬る!井上公造は「芸能人側に身を寄せる」、大手事務所の“代弁者”だと揶揄する「女性自身」上沼恵美子への暴言騒動で浮き彫りになった、芸人とマスコミにまかり通る「女性蔑視」秋篠宮さまお誕生日会見、眞子さまと小室圭さん問題を報じる女性週刊誌3誌の見方 次の記事 木村、工藤と娘の親子ゲンカ明かす >