レペゼン生きづらい芸人・若井おさむ、タバコを吸って大惨事……「さざ波アワード2018」
精度の高いアムロ・レイのモノマネと、ここでは詳細を省くが、壮絶な生い立ちで知られるレペゼン生きづらい芸人・若井おさむ。自宅には「犯罪は絶対に犯さない」「自殺は絶対にしない」との言葉が座右の銘として貼り紙してあったり、気づいたらキックボクシングのトレーナーになっていて「俺なにしてんねん」とふと真っ白になったり、宅配のバイト中エレベーターの中で首ヘルニアに良い首伸ばし運動をしていた姿が防犯カメラに収められ「シャ◯中のストーカー」と疑われ、警察に任意同行を求められたり、18年夏には汚し塗装を施したガンプラを相棒にタイへ旅行したりと、45歳になった今も、“永遠のアムロ・レイ”の自分探しの旅は続いているようだ。
そんな彼が18年9月、自らが所属する「吉本プラモデル部」が配信するネット番組『模魂ちゃん!』の本番収録中にゲ◯を吐いてしまうというアクシデントが発生した。本人の談によれば「喫煙者の自殺率は少ない」との情報を目にして、四十路を過ぎてから無理にタバコを吸い始めたという。この日の収録前も、気が進まないながら共演者たちに合わせて喫煙していたとのこと。挙げ句、本番がスタートするや、みるみる顔色が土気色になり、途中までほぼ言葉すら発していない。番組中盤でいよいよ我慢できなくなり「ちょっとゲ◯吐いてきます」と中座し、戻ってきてからはスッキリして元気に収録に参加。共演者のパンクブーブー・佐藤やハイキングウォーキング・鈴木Q太郎らの爆笑を誘っていた。
なんというか……「生きて!」と声援を送りたいね、若井さんには。複雑混迷を深める現代社会、世に生きづらい人々が増える昨今、それらの人々に寄り添い、光を与える存在となっていただきたい。
というわけでね、こだわりのラーメンの決め手が味の素だっていいじゃない。初夏のぬるい水で滝行したっていいじゃない。この記事に登場した面々を見習って、我々も自分らしく、無理せず生きようぜ! って話です。
佃野デボラ(つくだの・でぼら)
ライター。くだらないこと、バカバカしい事象とがっぷり四つに組み、掘り下げ、雑誌やWebに執筆。生涯帰宅部。