井上公造は「芸能人側に身を寄せる」、大手事務所の“代弁者”だと揶揄する「女性自身」
ちょっと前から「女性自身」でスタートしたライター・武田砂鉄によるテレビ時評コラムが面白い。今回、芸能レポーターの井上公造について取り上げているのだが、その指摘が正鵠を得て笑ってしまった。
コラムは、今の芸能レポーターたちは事務所サイドと距離を近づけて、情報を小出しにする媒介者であるとして、イニシャルトークを得意げに繰り出す井上をこう一刀両断する。
「彼がいつもイニシャルトークにとどめているのは、私たちにギリギリの情報を伝えたいから、ではなく、事務所側に迷惑がかからないようにしているから」
「芸能人と視聴者の間に入って情報を伝える人が、すっかり芸能人側に体を寄せ、時たま、こっちをチラチラ見る状態が続く」
おっしゃる通りだと思う。そうした芸能レポーターの筆頭が井上公造という存在だということも。さらにコラムではASKAと親しかったはずの井上が、無断で未発表曲を公開したことに触れ、「一度落ちぶれた人を徹底的に叩いてよし、とする風土がある」とも看破している。実際、井上はASKA騒動の際、バッシングに走るメディアの空気にここぞとばかりに乗っかり、大はしゃぎしながら率先して騒動を煽動していたものね。
しかし、そもそもこの芸能レポーターは、大御所で反骨の姿勢を最後まで貫いた梨元勝の弟子としてこの世界に入ったはずだった。しかし、井上は大手芸能事務所や大物芸能人に取り入り、その“代弁者”となっていく。そして梨元とも決別してしまう。だから大手事務所関連のスキャンダルが起これば、徹底して、意味不明の屁理屈までつけて擁護してきた。それ以外の、つまり井上とは利害関係がない弱いところは徹底的に叩くというのも忘れない。
そんな実情を武田は軽妙に暴いて見せたのだ。今後も要注目の連載コラムだ。
眞子さまと小室圭さんのネタが続く女性週刊誌だが、今週の「女性自身」の眞子さま記事にはなんとも興味深いエピソードが。それが秋篠宮家とコンビニの関係だ。12月11日、勤務先から退勤した眞子さまがコンビニで夕食を購入! さらに2カ月ほど前には妹の佳子さまもコンビニでお買い物されたという。皇室の方々も、気軽にコンビニを利用する時代になったのか――。