松坂桃李『娼年』への熱狂、百貨店でバイブ販売――2018年セックスカルチャー5大ニュース
繰り返しになりますが、「シルクラボ」は女性向けAVの代表格。09年から同レーベルの作品に出演し、12年には専属契約して押しも押されもせぬ看板男優になった一徹。17年に専属を卒業したときにはファンに衝撃が走りましたが、今年1月に、自身が監督を務めるレーベル「RINGTREE」を起ち上げ、動画配信をスタートしました。
キャッチフレーズは「男女が本気で求め合う、ありのままのSEXをお楽しみ下さい」。配信元のサイトを見ると、サムネイルとして並んでいるのは、ほとんどが女性の顔。絡みのシーンが映されていても、一徹本人は女性の後ろに控えています。女優一人ひとりの個性を生かしたストーリー展開で、セックスショーではなく、カップル間の理想的なセックスを見せてくれます。生々しい濡れ場ではなく、いちゃいちゃシーンでこちらが赤面してしまうのは、まさに本領発揮というところ。
11~ 12月にかけて新作がどどどっと追加されたのは、人肌が恋しくなるこの時期を狙ってのこと狙ってのことでしょうか。一徹さん、なかなかの商売上手かもしれません。
女性たちは同性の裸を見て何を思う……。ストリップ女子が急増中!
今年10月、NHKのドキュメント番組『ノーナレ』で「裸に泣く」という特集が組まれました。裸になるのはストリッパー、泣くのはそれを見る女性。いま、ストリップを見る女性が増えているというのです。
同番組では「自分のコンプレックスを肯定してくれるよう」「踊り子さんと一緒に闘っている気がする」という女性たちの声や、応援する踊り子のために手紙を書いたり全国の劇場を飛び回ったりする女性の日常が紹介されていました。
と書いている筆者自身、実はストリップファンです。5年ほど前と比べると女性の数が着々と増えているのは確かですし、特に今年に入ってからの伸び率には目を見張る物があると感じています。
芸術と見るか、アングラな性風俗の1つと見るかは人それぞれですが、一人ひとりの踊り子が自分の個性、持ってうまれた肉体を最大限に生かしながら15分を踊り切るステージは一見の価値あり。見ているうちに「女性の肉体」を肯定的に受け止められる気がしてきます。