眞子さまと小室圭さんが、「納采の儀」を行う術は? 弁護士が「悩ましい点」を解説
では、「納采の儀が行われないもう1つの理由」とウワサされる点についてはどうだろう。そもそも今年2月時点では、「2020年まで結婚を延期する」と発表されており、にもかかわらず、突然3年間の米留学に立った小室さんには、「2021年に帰国予定だけど、結婚はどうするつもり?」「眞子さまをアメリカに呼ぶということ?」などの指摘が飛び交い、物議を醸していた。
皇族は、必要な範囲において結婚の自由などが制限されることもある(既報)というが、将来のビジョンが見えない人物との結婚に「制限がかかる」というケースはあるのだろうか。
「そういう理由で結婚が制限されるわけではありません。秋篠宮さまは会見で『やっぱり多くの人がそのことを納得し、喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません』とご発言されましたが、これは、皇室の方の結婚だからどうのこうのというものではなく、『娘の結婚を祝ってほしい』という、父親として当然の思いの表れなのです」
ただ、そうは言っても「一般の方とは異なり、父親も娘も皇族であるため、単に『親戚や友人に娘の結婚を祝ってほしい』というだけではなく、『多くの国民に結婚を理解してもらい、喜んでほしい』と望みがプラスされるのです」という。
B氏いわく、秋篠宮さまの発言は「決して難しい話をしているのではない」が、一方で「こうすれば納采の儀を行える」とは、なかなか言いづらい部分があるようだ。
「正直、難しいですね。法律的な観点ではないのですが、マスコミが、母に借金問題があるなどということを取り上げるのではなく、当初のように、小室さんの真の“人となり”をしっかり報道するのなら、前に進めると考えます。かつて『美智子さまが、昭和天皇の愛した自然林を蔑ろにした』とのマスコミ報道が流れ、美智子さまがとても心を痛められたこと、また雅子さまに関する報道について、皇太子殿下が苦言を呈されたこともありました。マスコミは“皇室に入る民間の人”また“皇室の方と結婚する民間の人”を、あたかも舅や姑気取りでいじめる風潮がありますが、それをやwめればよいだけです」
清子さまとご結婚された東京都職員・黒田慶樹さんに対しては、今回のようなバッシングが巻き上がらなかっただけに、小室家側に何の問題もないかとは言えない部分もあるが、果たして今後、この結婚延期騒動は、どのように展開していくのだろうか。眞子さま、小室さん双方にとって納得のできる結末を迎えてほしいものだが……。