美容・健康
予防接種はもう打った?

インフルエンザは「体力があれば軽症」って本当? 「ワクチン」「迅速検査」のウワサを医師に聞く

2018/11/22 18:45

 毎年、多くの人が罹るインフルエンザをめぐっては、間違った情報があたかも真実のように語られるケースも散見されるようだ。星野先生は、インフルエンザワクチンに関するウワサの真偽を次のように解説する。

「現在、国内で広く用いられているインフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスA型株(H1N1株とH3N2株の2種類)及びB型株(山形系統株とビクトリア系統株の2種類)のそれぞれを培養して製造されています。ちまたではよく、『A型/B型どちらかのみを予測してワクチンを作っている』と言われていますが、その話は間違っています。また、『新型インフルエンザ』はH1N1株であり、現在はワクチンの対象となっております」

 また、インフルエンザワクチンを接種したからインフルエンザに罹ったと信じる人も「よくおられます」と、星野先生は指摘する。

「インフルエンザワクチンは『不活化ワクチン』(細菌やウイルスの毒性をなくし、免疫をつけるのに必要な成分を取り出してワクチン化したもの)であり、インフルエンザウイルスをそのまま注射しているわけではありません。ワクチン接種の副作用に、発熱などの『感冒症状』があるので勘違いされた。また接種後に抗体が定着するまでにタイムラグがあること、完全に予防しきれるわけではないことから、たまたまインフルエンザに罹ってしまっただけであると考えられます」

 さらに、インフルエンザに罹ったかもしれないというタイミングで実施する検査に関しても、勘違いをしている人が少なくないようだ。

「インフルエンザの迅速検査について、以前は『発熱から12時間たたないときちんとした検査にならない』と言われていました。これは迅速キットの感度とウイルス量の簡易によるものでしたが、現在は微量のウイルス量でもきちんと検査が行えるキットも普及してきており、医療機関にご相談していただくとよいと考えます」

 最後に、インフルエンザシーズンを迎えるにあたって、星野先生からアドバイスをいただいた。

「インフルエンザは感染力も強く、小児や高齢者、基礎疾患がある方などは重篤化しやすい病気であると言えます。基本的なことですが、日頃から手洗い・うがいはしっかり行うようにしましょう。また、可能であればワクチンのタイムラグも考慮し、最流行期になる前、12月中旬頃までには接種していただくことが望ましいでしょう。インフルエンザに罹ってしまった可能性のある方は、無理に会社や学校へ行かず、医療機関の受診をおすすめします」

最終更新:2018/11/22 18:45
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