misono、エイベックスを自ら退社していた――関係者もさじを投げた、姑息な“戦略”とは
近頃ではネット上でさえ、ほとんど話題に上がらなくなっていたmisonoが、所属していたエイベックスを退社したことで、にわかにネットニュースを騒がせている。しかし、それでも一般メディア、ひいてはエイベックス関係者にさえ「興味ない」と断じられているそうで、やはりお先は真っ暗のようだ。
11月3日、エイベックスが運営するmisonoのHP上に、「10月31日を持ちまして、misonoとの専属契約を終了いたしました」とするお知らせが掲載された。「これからもmisonoの活動を見守っていただけましたら幸いです」と、円満退社の文字も、そう感じさせる一文もなく、なんともそっけない退社報告となっている。
「まず、発表が事後報告になっている時点で、決していい辞め方をしていないことが見て取れる。一部スポーツ紙に『ロックバンドHighsidEのドラムNosukeと新事務所を設立し独立していた』などと報じられたため、後付け的に発表したもののようで、問い合わせがなければこのままスルーしていた可能性も否めません」(スポーツ紙記者)
これを受けてか、misonoは更新を続けている自身のインスタグラムで「事実婚をへて→別居婚」などと書き込んでいる。そのため、今度はネットニュースが「misono、別居を明かす」と、続報を取り上げるようになった。
「これがmisonoの“戦略”であり、同時にエイベックスから見限られた原因でもある。ブログやインスタグラムやバラエティで、あえてニュース化されるよう意識して発言するようになったことで、misonoは良くも悪くもネット上で『話題の人』として、取り上げられるようになったんです」(テレビ局関係者)
たとえ芸風を“オオカミ少年”とバッシングされようとも、エイベックスからは2000年代初期にヒットを連発した“功労者”として、misonoは手厚くマネジメントされていたという。
「30歳での引退を撤回、アルバムが1万枚売れなかったら今後一切リリースはしないと宣言するも撤回と、どんなメチャクチャなことをしていても、きちんとマネジャーをつけて、それなりのメディア対応も行っていた。それでも、misonoは現状に納得がいかないまま、ついには退社を自ら切り出したそう。エイベックスから『肩たたきにあった』ようにも見えますが、結局は自ら飛び出していったようです」(同)
近年エイベックスでは、大々的な組織改編が行われ、特に売り上げにつながらない“不良債権”と化したタレントには、厳しい処遇をとるようになっているというが――。
「misonoの場合は、むしろその流れに“乗っかった”という方が正確。かつてはタレントの“再生工場”と言われたエイベックスですが、『方針変更で切られてしまった』という形にすれば、自分にある非がごまかせると考えたのでしょう。とはいえ、社内でももはやmisonoは相手にもされておらず、退社やブログも問題視すらされていないようですが」
現状こそ“退社バブル”によって、ネットメディアにこそブログが再注目されているが、完全なセルフプロデュースとなった“オオカミ少年芸”は、果たしていつまで通用するものだろうか。