芸能
月刊『テラハ』レビュー
【テラスハウスレビュー】バツイチ子持ちのIT会社員・聡太、「自意識過剰な中学生感」が酸っぱい
2018/11/02 20:05
新メンバーとして加入したIT系会社員の聡太。25歳にしてバツイチ子持ちの彼だが、その言動や服装には、自意識過剰な中学生男子感が漂う。私服は、パステルカラーのダボダボTシャツ。家の中なのにキャップもかぶっている。似合っていないし、中学生男子が頑張ってオシャレして街に繰り出した感が漂う。
また、ドライブに誘われただけで「え? 足ってこと?」、ジェラートをジェラと略した若者に「ジェラートね。ジェラって何?」など、いちいち面倒くさい発言をしてくるのも、いきがった中学生を思い起こさせる。
さらに、自分がバツイチ子持ちであるという告白の仕方にも一癖ある。会話の中に「俺、〇〇の歳には子どもいたね」という決め台詞をさらりと仕込み、相手の「え?」を引き出してドヤ顔を見せる。「中学時代、こういう子いたわ~」と、人を酸っぱい気持ちにさせることのできる、貴重な25歳の今後に期待したい。
計算し尽されたノーモザイク入浴(37話)
軽井沢編になってから男性女性問わず入浴シーンが差し込まれるようになった。今回は、ヘアメイク志望の俊亮が卒業することになり、思い出作りとして男性メンバー3人が全員でお風呂へ。
なぜか皆、腰にタオルを巻かない。カメラを意識している様子もなく立ち上がったり、浴槽の淵に腰かけたり、シャワーを浴びたりする。あの『テラスハウス』にモザイクが入るのかしらと思いきや、隠すべきところはお互いの体でギリギリ隠され、ノーモザイクで乗り切っていた。アキラ100%の芸をも思わせる。あの絶妙なアングルや動きのタイミングを、スタッフが計算したうえで演出しているのだとしたら、あっぱれである。
最終更新:2019/06/20 12:43