【テラスハウスレビュー】バツイチ子持ちのIT会社員・聡太、「自意識過剰な中学生感」が酸っぱい
体の関係から始まったモデルの聖南さん&パイロット志望のノアは、正式にカップルとなり、卒業を迎えた。聖南さんは実に4回目のテラハ卒業である。慣れたもので、去り際のあいさつも「楽しかった。みんなに出会えて」と、通りいっぺん。メンバーとハグして別れる際も、掛け合う言葉は「(身長が)デカいね」「(肌が)黒いね」と身体的特徴にほぼ終始し、これといった感動はなかった。「ミステラスハウス」と呼ばれる聖南さんにしては寂しい、約1分30秒のあっさりとした卒業シーンだった。
寮長も、野澤麗花なる人物への告白が成功したことで、やっと卒業。当日、朝7時半から芝を刈り、風呂掃除、食卓磨き。その姿は、寮長というより管理人だった。別れのあいさつは、「元気で」「じゃあな」。芝刈りシーンからカウントしても2分と、これまたあっさり。最後まで爪痕を残さない男であった。
優衣、お得意の被害者アピールで視聴者を味方に!(36話)
就活中の大学生である優衣ちゃん。『テラハ』のオンエアを見て、「客観的に(自分を)見ると友達になりたくない」と、自分の性格の難に気付き始めた。ネット上の批判も見ているらしい。これまでブライダル業界を志望してきたが、SNSで視聴者から「向いてない」などの意見もあったことから、「3社くらい選考が進んでいたけど自分から蹴った」ことをメンバーに泣きながら報告した。
ちょっとだけ同情したくなる。が、忘れてはいけない。優衣ちゃんがこれまでも、自らの行動を棚に上げて被害者アピールし、味方に付けたいメンバーの気を引くという手を使ってきたことを……。今回も「自分の性格の難」という問題を、「視聴者からの批判で夢を諦めた」とすり替えている。一部視聴者を悪者にすることで、そのほかの視聴者を味方に付けるという高度な技! さすが優衣ちゃん!
最後に優衣ちゃんが放ったのは、「ブライダルは、やりたいって思うならいつでもできる仕事だと思う。年齢制限もないし。(違う仕事に就いてみて、やっぱりやりたいと思ったら)そしたらそっちに行けばいい」という台詞。どうやら「自分がその気になればいつでも行ける」と思っている様子。だから優衣ちゃん、そういうとこだぞ!