「何もかもポンコツすぎる」『獣になれない私たち』新人・上野のダメ人間っぷりが話題
10月24日(水)夜10時から第3話が放送される、新垣結衣主演の『獣になれない私たち』(日本テレビ系)。視聴率は第1話11.5%、第2話8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と急落した。
同ドラマは、常に笑顔で仕事も完璧な頼れる女性・深海晶(新垣)と、人当たりが良い好青年・根元恒星(松田龍平)が織り成す物語。2人とも表向きでは“良い人”なのだが、晶は周囲に気を使い続けることに疲れ、恒星は内心誰のことも信用していない。「獣のように自由に生きられたら」と、願う2人の偶然の出会いは、現代社会を生きる大人のリアルなラブストーリーに発展していく。
第2話は、1人で膨大な仕事を抱えている晶が、社長の九十九(山内圭哉)に“業務改善要求”を突きつけるシーンからスタート。意思表示のためにいつもとは異なる印象の服装で出社したのだが、そのせいで社内では「新海さんがグレた」といううわさが広まってしまう。そんな晶に対し、九十九は翌日から有給を取るよう指示。そして、自身の出張明けに返事を出すことを約束するのだった。
ところが、翌朝になって営業・松任谷(伊藤沙莉)からの電話で起こされた晶。新人の上野(犬飼貴丈)が、大事な契約書を持ったまま無断欠勤していると助けを求めてきたのだ。そこで、仕方なく晶は上野の自宅に赴き、上野を説得することに。しかし、上野は「僕、向いてないんですこの仕事」と背中を向け、辞めたくないけど続けたくもない、と駄々をこねる。晶が上野の気持ちに共感すると、上野は「新海さん、好きになってもいいですか?」と唐突に告白。会社に好きな人がいるだけで毎朝出社するときの活力になる、と持論を語り始めた。
すると、次の日からやる気満々で出社するようになった上野。その様子を見た松任谷は、「さすが新海さん、どんな手使ったの?」と驚きの表情を浮かべる。さらに松任谷から、上野が「今日から新海さんは僕の女神だ」と話していたということも告げられ、晶は微妙な気持ちになってしまう。
「上野は一人暮らしのようですが、部屋の中はゴミや物が散乱し雑然とした状態。『上野の部屋が完全にダメ男の部屋だった』『何もかもポンコツすぎる』『晶の心労がまた増えた気がしてならない』『やっぱり仕事はできないままなんだろうな』と、上野の性格に呆れる視聴者が多かったようです」(芸能ライター)
第3話では、出張から帰った九十九が晶を「特別チーフクリエイター」に昇進させると宣言。そのせいで、業務改善どころか今まで以上の責任を背負うことになってしまった。そんな晶が疲れ果てて帰宅すると、恋人の京谷(田中圭)がスーツケースを持って部屋の前で待っていた。なにやら、京谷の元カノ・朱里(黒木華)が、現在も一緒に暮らしている家からなかなか出て行かないうえ、「早く引っ越せ」と要求したら暴れたというのだ。
一方の恒星は、300万円の札束を持った男から粉飾決済に加担するよう迫られることに。これまで、「不正行為には一切手を貸さない」と宣言し、追い返していた恒星だったが、今回の依頼はなぜかはっきり断ることができないでいた。そんな中、叔父が恒星の事務所を訪ねてくる。そして、行方不明中の恒星の兄が東京にいるらしいという情報を知らされるのだった。
「晶と恒星は、今のところ行きつけのバーで鉢合わせたり、ごくたまに一緒に出掛けるという関係。『この2人が進展する展開がいまだに想像できない』『今の恒星に晶が救えるのか?』と、微妙な距離感に疑問の声が上がっています」(同)
晶は自分にとっての生きる活力を見つけることができるのだろうか。今後の展開に注目していこう。