嵐、20周年ツアーチケットが68万円!? “人気低下”報道も霞む高額転売とCD売り上げ
来年、デビュー20周年を迎える嵐のコンサートツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』のチケット当落確認が10月11日に始まり、ファンが悲喜こもごもの反応を見せている。チケット売買サイトでは早くも数十万円の値がついたチケットが出回っており、今年もジャニーズ事務所サイドの転売対策は必須となりそうだ。
嵐は11月16日の札幌ドーム公演を皮切りに、来年1月にかけて福岡、東京、名古屋、大阪を巡る5大ドームツアーを敢行。当落確認が10月11日の午前10時にスタートすると、ある売買サイトには午後5時の段階で1,300件ものチケットが出品されていた。ファンクラブのチケット料金は9,000円だが、最も低くて9,000円、高いものは30万円の値がついている。料金が3~5万円台でも軒並み「取引中」になっているほか、別のサイトは出品数こそ150件未満ながら、最安値で3万円、最高額は68万円にまで跳ね上がっていた。
近年、ジャニーズコンサート事務局は転売が発覚したチケットは「無効処分」とし、落選したファンに復活当選という形でチケットを回している。こうした動きを受けて、ジャニーズファンも転売されているチケットの情報をジャニーズのHPに通報するなど、地道な努力を続けているようだ。また、一時期にはコンサートの入場時に「顔認証」が取り入れられたことも。
「2015年、嵐コンサートの制作開放席の抽選販売において、チケット申込時に顔写真を登録し、入場時に本人確認を行う“顔認証”制度が導入されました。顔のチェックは機械ではなく係員による目視だったとはいえ、ジャニーズがついに転売対策に本腰を入れたと、当時は大きな話題になったんです。しかし現在、顔認証は導入されておらず、そのため今回も売買サイトやTwitterを通じて、定価を上回る値段で取り引きが行われています」(ジャニーズに詳しい記者)
入場はデジタルチケット(QRコード)のため、入場時に発券されるまで座席は不明だが、それでも定価の4~5倍のチケットに買い手がついているのが実情。QRコード付きの当選メールを転送すれば、本人でなくても入場できる可能性があるからだろう。
そんな嵐といえば、近年はかねてより女優・井上真央との交際が伝えられている松本潤が、AV女優・葵つかさと二股交際していたという驚きのスキャンダルが出たほか、以降も相葉、二宮和也、櫻井翔の熱愛報道が続いた。二宮に関しては元フリーアナウンサー・伊藤綾子と7月にモルディブへ婚前旅行に出かけたことを、「週刊文春」(文藝春秋)がスクープ。これにより、二宮の結婚が近いとみるメディアも多く、一部報道では、ここのところ伊藤が「芸能人御用達の有名なクリニック」の方向へ車を走らせていると伝えたため、“おめでた”疑惑との後追い報道もなされた。
「7月には『週刊女性』(主婦と生活社)が、メンバーの相次ぐ女性スキャンダルでファン離れが進んでいると指摘した上で、『今まではファンクラブ会員でも入手困難だったプラチナチケットが、昨年のドームツアーでは何とか捌けたといった状態だった』『ファンクラブの増加傾向も見込めず、スタッフも頭を抱えている』と、嵐周辺の異変を取り上げました。しかし、今年~来年のコンサートは高額でもチケットを注文する人が多く、そういった意味では人気が低下していると思えません。7月発売のシングル『夏疾風(なつはやて)』も発売初日に24.8万枚(オリコン調べ)を売り上げるなど、相変わらずジャニーズトップレベルの記録を打ち出しています」(同)
また、今回のツアーは7月1日に行われた『嵐のワクワク学校2018 ~毎日がもっと輝く5つの部活~』のステージ上でメンバーの口から発表され、「嵐史上最大規模」のツアーになると予告。東京ドームのオーロラビジョンには5大ドームのスケジュールの最後に「andmore」と書かれてあったことから、ファンは「追加公演がある」とみている。
一方で、嵐は14年のデビュー15周年の際、米ハワイで『ARASHI BLAST in Hawaii』を開催。今年に入り、ハワイのタクシー運転手が「20周年も嵐が来る」と情報を漏らしていたと、複数のジャニーズファンがツイートしており、一部ファンは「『and more』は絶対ハワイ」と、すでに確信しているようだ。
King&Princeら後輩の人気も高まっているものの、まだまだ熱烈なファンを抱えている嵐。20周年ツアーのプラチナチケットはどこまで高騰するのだろうか。