ワースト候補は日テレ・中島健人『ドロ刑』!? 業界人に聞く「秋ドラマの勝ち組・負け組」予想
10月に入り、まもなく各局の秋ドラマがスタートする。業界関係者の間では、前情報からすでに「高視聴率確実」といわれる作品もあるようだが、一方で「壊滅的な結果になりそう」とウワサされる作品もあるという。
「まず、今期のトップ視聴率を獲得するだろうとみられているのが、テレビ朝日系の木曜ドラマ枠で放送される、米倉涼子主演『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』。資格を剥奪された元弁護士・小鳥遊翔子(米倉)が法律事務所を立ち上げ、かつて所属していた大手法律事務所と対峙していくという物語ですが、これは同じ枠で放送されてきた米倉の代表作『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズをかなり意識して作られているようです」(テレビ局関係者)
タイトルからして似ているため、一部ネット上でも「『ドクターX』の二番煎じ?」と指摘されているが……。
「主人公が、外科医から元弁護士に変わっただけで、似たようなストーリー展開、かつゴージャスでドラマティックな演出も同じとのこと。ただ、『ドクターX』には根強いファンが多く、2017年放送の第5シリーズも、最終回で平均視聴率25.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、全話平均も20.9%を記録していただけに、これに寄せた『リーガルV』も高視聴率は堅いでしょう。制作陣も20%超えを目指していると思いますよ」(同)
15年、TBS日曜劇場で放送され、全話平均18.5%を記録した阿部寛主演『下町ロケット』。その第2シリーズも、手堅く視聴率を獲りそうだと、業界内で評されているという。
「同作は、宇宙科学開発機構の元研究員・佃航平(阿部)が、精密機械製造業の中小企業・佃製作所の社長となり、仲間とともに困難を乗り越え、夢に向かう姿が描かれる、池井戸潤氏の人気小説の実写化です。人気作品の続編で高視聴率枠の日曜劇場ですから、今期も15~16%台で安定した数字を刻むのではないかとみられています」(制作会社スタッフ)