『グッド・ドクター』最終回、全話平均11.2%で4年ぶり快挙も「やっぱりフジ」のワケ
山崎賢人主演で、ネット上でも大きな話題を呼んだ連続ドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)が、9月13日にフィナーレを迎えた。最終話の平均視聴率は12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。全話を通して評判が良かっただけに、今回も感動のコメントが寄せられた一方、「最後だからこそ物足りなかった」と感じる視聴者も少なくなかったようだ。
「山崎は同ドラマで、自閉症スペクトラム障がいとサヴァン症候群を抱えながら、小児外科医として成長する主人公・新堂湊を好演。今作で山崎への評価を見直し、『好きになった』というネットユーザーも多数みられました。視聴率も、第8話の9.4%以外はすべて2ケタ台を獲得した結果、全話平均も11.2%をマーク。ドラマが放送されたフジの『木曜劇場』枠で、全話平均2ケタ台を記録したのは、2014年10月期の『ディア・シスター』以来、約4年ぶりの快挙となります」(芸能ライター)
最終回は、川で溺れた少女・吉本美咲(古川凛)の脳死と、彼女の両親が臓器提供を決断するまでの葛藤が描かれた。
「そんななか、ネット上には美咲の母親(村川絵梨)への不満が散見されました。同ドラマはこれまでも“子どもを思うあまり、親が医者にキツく当たる”といった描写が繰り返されてきましたが、美咲の母親も同じで、担当医だった瀬戸夏美(上野樹里)を代えるよう要求。そのため『瀬戸先生は何も悪くないのに、母親がこんな態度だと同情しづらいよ』『泣けそうなシーンも、母親にイラついて冷める』などの声が続出しました」(同)
また、村川の演技自体が気になったネットユーザーも多かった模様。特に、美咲への手紙を読むシーンには「棒読みというか、イマイチ感情が伝わってこない読み方だな」「母親の性格もそうだけど、この女優の演技もイライラする」「泣く演技も全然できてないよね?」といった指摘が飛び交った。
「そんな内容だったため、『最終回だから期待してたのに、なんかしらけるわ』『臓器提供なんて重大な話を、たった1話に詰め込んで駆け足でやられると軽く思える』という意見も書き込まれていました」(同)
こうして、視聴者からいろんな意味で残念がられつつ終わった『グッド・ドクター』だが、来月から同枠で放送される新ドラマ『黄昏流星群』にも、すでに批判が。
「主演は佐々木蔵之介とあってファンが喜んでいますが、その内容はドロドロの不倫モノ。しかも佐々木の妻役には中山美穂の起用が発表されていて、『今時、中山って。どの層狙ってるの?』『中山も不倫のイメージで嫌いだし、まったく見たいと思わない』『せっかく「グッド・ドクター」で盛り上がったのに、やっぱりフジはズレてるなぁ』などと呆れられています」(同)
続編も期待されている『グッド・ドクター』だけに、思い切って2クール連続で放送したほうが、視聴者にとってもフジにとっても良いのかもしれない。『黄昏流星群』の健闘にも注目だ。