石原さとみ『高嶺の花』、平均11.4%で自己ベスト更新も「私たちはお花!」で視聴者呆然
石原さとみが主演を務めた連続ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)最終回が9月12日に放送され、平均視聴率は11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。初回11.1%のスタート以降、1ケタ台続きで苦戦していたが、最後に自己ベストを更新。しかし、ネット上には「どうしてこうなった?」という困惑が広がっていた。
「人気女優の石原と、かつて高視聴率ドラマを数多く生み出した脚本家・野島伸司氏がタッグを組んだ同作は、華道の名門『月島流』本家の長女・月島もも(石原)と商店街の自転車店店主・風間直人(銀杏BOYZ・峯田和伸)の純愛物語でした」(芸能ライター)
最終回では、直人は新庄千秋(香里奈)に誘惑されるも、ももへの思いを貫いて拒否。実はこれはハニートラップで、ももはそのやり取りをこっそり聞いていた。一方、異母妹のなな(芳根京子)が月島流を破門され、ももは次期家元になることを決意。直人を呼び出し、これまでの感謝と別れを告げるが……という展開だった。
「当初からネット上に酷評が飛び交っていた同ドラマですが、最終回も大荒れ。まず、ももと千秋が直人を“試した”ことに『さすがに直人がかわいそう』『相手の気持ちを確かめるためにハニトラを仕掛けたり、そのやり取りを盗聴したり、気持ち悪いし面倒くさい女たちだな』といった批判が殺到。さらに、それでも直人は怒る様子がなかったため、『この男がももを好きでいる理由がわからない』『直人も異常で共感できない。登場人物みんなメンヘラかよ』などと呆れる者も」(同)
また、ももはこれまで華道家として「もう一人の自分」にこだわっていたのに、ここに来て実母が言っていたという「私はお花」なる言葉で覚醒。そして、ももとななが「私たちはお花!」と抱き合う“超展開”に、「ついていけない」「急に何か悟ったみたいだけど、こっちは置いてけぼりですよ」「なんだこの姉妹。狂ってるとしか思えない」など、ネットは騒然としていた。
「視聴者の理解を超えたシーンは続き、ももは新しい流派を興すために父・市松(小日向文世)らの前で穏やかに語りながら花を活けたが『意味不明で笑うしかない』という書き込みが続出。語る内容が抽象的でポエムのようだったことから『何、この謎ポエム』『このポエムシーン、恥ずかしくてゾワゾワする』『情緒不安定からのポエムって、ホラーだな』といった声や、『今まで脚本に失望してたけど、むしろ野島さんのメンタルも心配になってきた』とのコメントもみられました」(同)
しかし、もっともネットユーザーを驚かせたのは、イケメン華道家だったはずの宇都宮龍一(千葉雄大)が、なぜか最後は牧場で働いていたこと。「いやいや、牧場とか唐突すぎる」「このドラマ最大の謎」「マジでどうしてこうなった?」などと大混乱が生じ、感動どころではなかった。ドラマはハッピーエンド、視聴率も2ケタ台に返り咲いたものの、多くの視聴者は納得できなかったようだ。