コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」
眞子さま、小室圭氏との結婚騒動に見る「秋篠宮さまと宮内庁」の裏目に出た対応
2018/09/13 21:00
今回の結婚延期騒動、「アルバイトの身分での結婚」「母親の金銭トラブル」「物価のバカ高いニューヨークでの生活費は誰が負担するか」など、常に争点はカネである。眞子さまにとっては、イケメンで優しい彼氏なのに、世間にはそう評価されず、攻撃されることが理解できないのかもしれないが、国民の税金が結婚に投入されるということは、それだけお相手はクリーンでいる必要がある。国民に、「あのお相手は、女性皇族と結婚したことでトクした」と思われてはいけないのだ。
遠距離になった眞子さまと小室氏をつなぐのは、言葉だろう。ニューヨークで頑張っている、愛している、早く結婚したいと言われたら、多くの女性が恋人を信じてしまうのではないだろうか。しかし、言葉はウソをつくけれど、カネはウソをつかない。ゆえにカネに対する態度で、人間の本質が出ると見ることもできるのだ。
「本人の意志を尊重する」というのは、リベラルな秋篠宮さまらしいが、世事にたけていない若いプリンセスに、国民にも祝福されるような素晴らしい青年を連れて来いという方が、無理なもの。やっぱり周りがある程度おぜん立てしてあげないと……と、私は思うのである。
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの」
最終更新:2018/09/13 21:00