『グッド・ドクター』9話、悪役の改心に「ベタベタな展開キター」とツッコミの声
9月13日夜10時に、『グッド・ドクター』(フジテレビ系)の第10話が放送される。同ドラマの視聴率は初回11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話10.6%、第3話11.6%、第4話10.6%、第5話12.2%、第6話10.8%、第7話13.0%、第8話9.4%。そして第9話では、再び2桁台の10.2%に回復した。
『グッド・ドクター』は2013年に韓国で放送され、17年にはアメリカで『グッド・ドクター 名医の条件』としてリメークされている。その日本版となる同作では、山崎がサヴァン症候群のドクター・新堂湊役に。偏見を持つ人々に反発されたり、トラブルを起こしつつも、非凡な才能を発揮して小児外科医として成長する姿を描く。
第9話では、病院を高齢者向け療養施設にする改革案が、ついに会議で可決されてしまう。この改革案によって、湊のいる小児外科や産婦人科の年内廃止が決定し、病院内には不穏な空気が漂うことに。そんな中、湊が担当する森下伊代(松風理咲)の容体が急変。小腸の移植が必要という厳しい状態に陥っていることが発覚し、伊代の姉・汐里(松井愛莉)がドナー提供を申し出た。
一方、水頭症と腰髄の損傷を患っている亮平(萩原利久)は、検査の結果で思いのほか重症であることが発覚し、小児科の病室に移動することに。さっそく小児外科チームが治療法を模索し始めるのだが、その矢先、亮平が副院長・猪口隆之介(板尾創路)の息子であることが判明。猪口は、「ここの小児外科はもうすぐ廃止になるから転院しろ」と、亮平の母に強く勧めるのだった。
しかし亮平の容体は、転院目前のタイミングで悪化。その後の緊急手術によって一命はとりとめたものの、腰髄の損傷により歩けなくなってしまった。亮平に恋心を抱いていた伊代は、彼が落ち込んでいないかを密かに心配。しかし、亮平はすでに前を向いており、「俺、頑張ります。せっかく助けてもらった命なんで」と宣言。そんな亮平の姿を見た伊代は、自身も小腸移植を受けることを決意するのだった。
「猪口は小児外科の廃止派筆頭ですが、息子が助かったことにより何かを感じているようです。ラストシーンでは『小児外科には数字では測れない価値があるのかもしれません』と、心変わりしたかのようなセリフまで口にしていました。しかし、あまりにも“お約束”すぎる展開に、視聴者は『うわぁ~! ベタベタな展開キター』『さすがにもうちょっと工夫してくれよ! 見飽きたよそのパターン』とツッコんでいました」(芸能ライター)
次週でいよいよ最終回を迎える同ドラマ。前回で、小腸移植の手術を受ける決意をした伊代だったが、さらに肝硬変を患っていることも判明。そのまま放置すれば肝不全になってしまうため、すぐにでも肝臓を移植する必要がある。伊代の命を救いたいと願う湊は、最後の答えを導き出そうとするのだった。
「予告映像では“試される小児外科医の存在意義”というアオリと共に、小児外科のエース・高山誠司(藤木直人)が会議で熱弁するシーンが流れました。最終回にふさわしい感動的な展開を想像させる予告に、『ラストは涙なくして見れないだろうな……』『予告映像だけで泣けてきた』と期待する声が続出しています」(同)
最終回は15分拡大SPで放送予定。小児外科メンバー最後の活躍に期待したい。