『健康で文化的な最低限度の生活』7話、川栄李奈の「無表情」「クールな才女役」にツッコミ続出
9月4日夜9時から第8話が放送される、吉岡里帆主演の『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)。視聴率は初回7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話5.5%、第3話5.8%、第4話5.5%、第5話4.8%、第6話4.9%、第7話5.3%と推移している。
同ドラマの主人公は、新人ケースワーカー・義経えみる(吉岡)。安定・平凡を求めて公務員になったえみるは、栗橋千奈(川栄李奈)や七条竜一(山田裕貴)ら4人の同期とともに激務必至の生活課に配属される。福祉の知識もなければ人生経験も足りないえみるが、受給者たちのさまざまな人生模様に触れながら少しずつ成長していくというストーリーだ。
第7話では、えみるの同期で頭脳明晰な優等生・千奈にスポットライトが当てられた。彼女は豊富な知識と福祉に対する高い意識でバリバリと仕事をこなす、同期随一の“できる”ケースワーカー。しかし彼女は、人前で笑うのが苦手という一面や、優秀すぎるが故に“できない”人の気持ちがわからないという一面を持ち合わせていた。
そんな千奈が頭を悩ませていたのは、自身が担当する利用者の1人・中林吉徳(池田鉄洋)。彼は1年前に姉を亡くして以来、仕事に意欲が出ず生活保護に頼って暮らしていた。このままでは税金のムダ遣いにしかならないと考えた千奈は、求職活動をするように口頭で指導。しかし、それでも動かない中林に対し、千奈は最後通告として“指示書”を発行することに。
すると翌日、“指示書”を持って中林が再び役所を訪れてきた。離席中の千奈に代わって対応したえみるは、中林から文字が反転したり歪んで見えたりする“識字障害”であることを告げられる。その事実を知った千奈は、中林の事情を気に留めることなく、一方的に保護を打ち切りかけていたことに気づき、ショックを受けてしまう。
しかし、翌日には識字障害について猛勉強し、中林の障害者手帳の取得を可能にした上で、理解ある就労先を見つけるために奔走する千奈の姿が。自らの信念に従い、ケースワーカーとしてのミッションを果たそうと奮闘するが、中林とは気持ちが通じ合っておらず、問題はさらに大きくなってしまう。
「終始怒っているような態度を見せながら、早口で難しい言葉を並べる栗橋。長いセリフを息継ぎせずにしゃべるシーンも多く、川栄自身しっかり台本を読み込んできた姿が想像できます。しかし、バラエティなどで川栄が見せるのは、どちらかといえば“おバカ”寄りの明るい性格。ネット上には、『え? 川栄がクールな才女?』『ずっと無表情なのが面白くて話が入ってこない(笑)』とツッコむ声が上がっていました」(芸能ライター)
第8話では、アルコール依存症に侵された利用者・赤嶺岳人(音尾琢真)とえみるの物語が描かれる。過度な飲酒で膵臓を壊し、このまま飲み続ければ間違いなく死に至ると診断されている赤嶺。もう二度と利用者を死なせたくないえみるは、必死に説得し、何とか禁酒を約束させることに。
しかし数日後、赤嶺は再び酒を飲んで大暴れ。約束をいとも簡単に破られたことにショックと怒りを覚えるえみるだったが、アルコール依存症はれっきとした病気で、自分の意思だけでは治せないものだと知る。そして、治療のキッカケを与えられるのは自分しかいないと奮起したえみるは、赤嶺と向き合おうと決意するのだった。
「予告映像には、河原で暴れる赤嶺をびしょ濡れになりながら説得するえみるの姿が。今回とは打って変わって熱血展開のようですが、『演技が寒すぎる』『今更だけど“一生懸命”みたいな役が合ってないよね。演技力の問題なのかな?』と厳しい意見も見られます」(同)
いよいよ後半に突入した同ドラマ。ここから物語を盛り上げていくことはできるだろうか。