ジャニーズ事務所のイメージアップ戦略から感じる、嵐“安売り”への危惧
いよいよ9月から東京五輪ボランティアの募集が始まる。これに関し、ネットメディアでは“ブラック”などとその問題点が指摘されているが、大手メディアではその本質に迫るものはほとんどない。その理由は単純明快。大手新聞社は東京五輪のスポンサーに名を連ねているし、五輪を大々的に放映して商売に結びつける気満々のテレビ局もしかりだからだ。
そんな中、今週の「女性自身」は、ボランティア問題に警鐘を鳴らしてきた本間龍氏を取材、果敢にブラックボランティア問題に切り込んでいる。
1日8時間、10 日以上という過酷な条件。近隣の交通費しか支払われず、宿泊費は自己負担。熱中症対策の不備、実際は“やりがい搾取”が行われていることなどなど、さまざまな問題が指摘され、また “学徒動員”問題にも言及している。これは7月末、文部省が大学などに学生がボランティアに参加しやすいよう、大学側に配慮を求めるような通知を出したが、これに対し、「国による学徒動員だ」と批判が殺到した一件だ。
そして最大の問題の1つが、無償という問題点と矛盾だろう。なにしろ、組織委員の役員報酬は月に最高200万円! にもかかわらず、ボランティアには過酷な条件をつけ、無償で働かせようとするのだという。しかも、これは世界の例を見てもおかしなことらしい。
「リオ五輪では有償ボランティアも存在していましたし、平昌五輪では宿泊費や交通費、3食の食事が支給されました」(本間氏のコメント)
いかに東京がケチか、ボランティアを搾取しようとしているのか、そしてボランティアに自己犠牲を強いていることがわかるだろう。記事のキャッチにはこうある。
「ターゲットは主婦&学生……善意の悪利用にだまされるな!!」
その通りだと思う。今後も、大手新聞が切り込めないこうした問題を、ぜひ取り上げ続けてほしい。
あの“ゲス不倫”の宮崎謙介氏が生前葬を行ったらしい。喪主は妻の金子恵美氏。それを「週女」がグラビアで報じている。お棺に入った宮崎氏の写真付きで。なんだこれ !? と思ったが、夫妻にとってこれ、“お仕事”だったらしい。この生前葬は、終活展示イベント『エンディング産業展』で行われた一幕だったから。ついでに記事にはこの展示会でセミナー講師を勤めた人物の著書も紹介される。その版元は主婦と生活社。なるほどね。