ジャニーズ目撃情報の拡散で警察沙汰も……King&Prince・神宮寺、ファンのSNSに苦言
King&Princeの神宮寺勇太が、発売中の雑誌で「SNSの使い方」について、ジャニーズファンに苦言を呈している。SNSに投稿された内容をめぐって、不快な思いをした経験があるようだ。
10代から年配者まで、幅広いファンを抱えているジャニーズタレントたち。全国に多くのファンが存在するためか、マナーを守れない人の言動がネット上で問題になることも少なくない。昨年8月には、Hey!Say!JUMPの八乙女光が公式携帯サイト・Johnny’s webの連載「JUMPaper」内で、駅や空港で出待ち・入待ちをするファンに対して、現場が騒ぎになった場合は「関係ない人たちに危害を加えてしまう」可能性があると説明。グループが大きくなるためにも、マナーを守ってもらえたら、と呼びかけた。
八乙女のようにタレント自らがファンに直接呼びかけるケースが昨今は増加しており、「ポポロ」2018年10月号(麻布台出版社)では、5月にCDデビューした神宮寺が、ファンに対して注意とお願いを述べている。
「同誌の連載コーナー『神宮寺のコレ知ってる?』のテーマが10月号は『SNS』で、神宮寺は『俺はやり方がわからないし、SNSがなくても問題ない』と前置き。その上で、SNSだけで情報が共有できる現状は『便利すぎてついていけないよ』とこぼし、ファンへのお願いとして、『街で俺らを見かけても居場所を発信するのだけはやめて。GPS並みの正確さなんだもん(笑)』と、冗談交じりに注意しました。神宮寺いわく、仕事の移動中にもかかわらず、目撃情報によって『遊んでる?』と誤解されることが『ツライ』とか」(ジャニーズに詳しい記者)
このコメントを受け、ジャニーズファンからは「SNSのこと、本当は言いたくなかったと思うけど、発信してくれる神宮寺くんは本当にえらいっていうか、しっかりしてる」「神宮寺がSNSのリアルタイムの遭遇情報に切り込んでるけど、文章からでも優しさが伝わった。キンプリのファンを教育していくのはやっぱり神宮寺」と、勇気を称える声が上がった。
一方で、「なんでSNSで拡散されてることを知ってるの? 知ってる=SNSやってるってことじゃない?」「神宮寺、絶対SNS使ってるし、使い方わからなくないでしょ。『GPS並み』って知ってるくらいだし(笑)」「目撃情報が嫌なのはわかった。けど、『SNSのやり方わからない』は嘘すぎない?」と、訝しむ人たちも。これらの意見に対し、「『やり方わからないは嘘でしょ』とかドン引き。本人がやめてって言ってるんだからやめなよ」などと神宮寺を庇う声もあり、波紋を呼んでいる。
SNSの目撃情報に言及したのは、今回の神宮寺だけでなく、NEWS、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2のメンバーにも。今年4月上旬、石川県・金沢の駅でNEWS・手越祐也を見かけた男性が「手越くんですか」と声をかけた際、相手が「そうです」と答えてくれたという目撃談がTwitterに浮上。ところが、手越は4月21日の『NEWS LIVE TOUR 2018 EPCOTIA』福岡公演で、この遭遇情報が「最近の悩み」であり「全部ウソ」と断言した。なんでも、手越は母親から「金沢にいるの?」と電話で聞かれ、ネット上の事態を知ったとか。
「同じく4月は、Hey!Say!JUMP・山田涼介が、K-POPアイドルグループ・BTS(防弾少年団)の『ファンミーティングに来ている』と、双方のファンの間で話題になりました。しかし、山田はJohnny’s webの連載でグループ名こそ出さず、ファンミーティングについて触れながら、『私その時間家でDVD見てました。笑』と、目撃情報を真っ向から否定。ネットで『どこどこにいる』といった書き込みが広まり、そこへファンが集まった場合にケガ人が出ることを懸念しつつ、『嘘の情報だけはやめていただきたいなぁ』と、警告したんです」(同)
また、Kis-My-Ft2・玉森裕太の目撃をめぐり、勘違いが原因で街中がパニックになった一件も。今年3月、東京・原宿の竹下通りにて、「玉森くん、ロケしてるっぽい」「キスマイの玉森が来てるらしい」とのツイートが続出。当日は日曜日で、ただでさえ人通りが多かっただけに、歩行者らがドミノ倒しになり、警察や消防も出動するほどの大騒ぎに発展した。この時、玉森はJohnny’s webの連載で「一日中仕事してたのに 全く別の所で俺が現れたと耳にした」と切り出し、「似ている人がたまたま居て誰かがSNSに書いたのかもしれない」などと、あくまで自分は原宿にはいなかったと報告。迷惑がかかってしまったと感じたのか、なぜか玉森が「すみません」と、謝罪していたのだった。
SNSで目撃情報が拡散されれば、本人だけでなく、似ている一般人など無関係な人たちを巻き込む可能性もはらんでいる。神宮寺の言うように、街でプライベートらしき姿を目撃・遭遇したとしても、ネット上には書き込まず、内心に留めておくことが望ましいのかもしれない。