『グッド・ドクター』屈指の嫌われキャラに!? 中村ゆりの“ノースリ理事長”が不評
8月23日夜10時に第7話が放送される、山﨑賢人主演の『グッド・ドクター』(フジテレビ系)。同ドラマの視聴率は初回11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話10.6%、第3話11.6%、第4話10.6%、第5話12.2%。第6話は10.8%と2桁をキープしている。
『グッド・ドクター』は2013年に韓国で放送され、17年にはアメリカで『グッド・ドクター 名医の条件』としてリメークされている。その日本版となる同作では、山崎がサヴァン症候群のドクター・新堂湊役に。偏見を持つ人々に反発されたり、トラブルを起こしつつも、非凡な才能を発揮して小児外科医として成長していく。
第6話では、水野理香(篠原ゆき子)という妊婦が登場。胎児にリンパ管腫があるため、難易度の高いEXIT手術を行うことに。しかし、母体へのリスクが高いと知らされた理香の夫は、手術に反対している様子。すると湊は、「お母さんと赤ちゃん、どちらも助けたい」と彼を説得し、最終的にオペに同意してもらうことに成功。高山誠司(藤木直人)、瀬戸夏美(上野樹里)、湊らによる手術が行われ、見事に母と子の命を助けるのだった。
そんな中、不穏な動きを見せているのが、理事長の美智(中村ゆり)や副院長の猪口隆之介(板尾創路)といった経営に携わる人々。美智は、父から受け継いだ東郷記念病院を存続させようと奮闘しているが、銀行からの融資を断られてしまう。猪口はそこにつけ込み、小児外科をなくす方針を掲げた「病院改革案」を提案した。
「猪口の最終的な目的はまだ明かされていない部分もありますが、“わかりやすい悪役”として、視聴者に受け入れられているようです。一方で、美智は利用される立場であるものの、なぜか視聴者人気は低い。特に非難の声が上がったのは、交際相手である高山とのシーン。瀬戸と2人で飲みにいった高山が、美智との通話を切り忘れたままだったため、会話が筒抜けに。美智はそのことを高山に告げ、『恋人に言えないようなことでも、瀬戸先生には言えるんだね?』とつっかかっていました。これにネット上では、『この人面倒くさすぎるでしょ!』『女性の嫌なところを集めたようなキャラ』といった声が。主に女性視聴者の間で叩かれているようです」(芸能ライター)
第7話では、美智と高山が破局を迎えることに。病院全体の財政を圧迫している小児外科を廃止にする方針を取ることを決意した美智は、「あなたとは一緒にいられない」と高山に告げる。すると高山は、「小児外科のチームを守る」と宣言して美智との別れを承諾。完全な対立関係になってしまうようだ。
「高山は主人公の湊と和解したこともあり、現在人気が上昇中。次回から、そんな彼と対立するとあって、美智の株はさらに下がってしまいそうです。一方で彼女はいつもノースリーブを着用しているので、親しみを込めて“ノースリさん”“ノースリ理事長”などと呼ぶ視聴者も。嫌われキャラではありつつも、新しいアイデンティティーを獲得しようとしています」(同)
小児外科医として子どもを助けるのも重要だが、病院を存続させるのも大切なこと。“ノースリ理事長”の活躍にも期待していきたい。