King&Prince、コンサート曲にSMAPファン「無神経すぎ」! ジャニーズファンと紛糾
8月10日に神奈川・横浜アリーナでスタートしたKing&Princeのデビューコンサートツアー『King&Prince First Concert Tour 2018』。5月発売のデビュー曲「シンデレラガール」などを歌って会場を盛り上げる中、SMAPのヒット曲を披露する場面があり、これを知ったSMAPファンが事務所や後輩たちに対する否定的な感情をあらわにし、論争が巻き起こっている。
初日の公演終了後、ネット上にアップされたレポートによると、King&Princeはデビュー曲やカップリングのほか、ジャニーズJr.時代から歌ってきたオリジナル曲をパフォーマンス。持ち歌が少ないためか、Sexy Zone、V6ら先輩グループの楽曲も含まれていたそうで、SMAPは「夜空ノムコウ」と「SHAKE」の2曲をカバーしたとのこと。すると、Twitter上でその情報を知ったSMAPファンの間で、批判が相次いでしまった。
「事務所を去った元SMAPメンバーの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は、退所後にSMAPの楽曲を歌えていませんし、残留した中居正広&木村拓哉ですら、グループの曲を歌って踊る機会はありません。そんな中で、Jr.たちは『ザ少年倶楽部』(BSプレミアム)などでSMAPの曲をカバーしているたけに、これまでも『なぜ後輩が歌うのか』といった愚痴が噴出していました。SMAPファンは、事務所側が特に退所組の3人に“曲を歌わせないよう”にという圧力をかけていると、信じ込んでいるのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
昨年11月、『稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます「72時間ホンネテレビ」』(AbemaTV)のグランドフィナーレで72曲のライブを行う際、草なぎは「僕ら曲がないんで……」と漏らし、SMAP時代のヒット曲は歌わず、ほかのアーティストの楽曲を歌唱。また、番組内では元メンバー・森且行とのトーク中にも、グループ時代の楽曲の話をしながら、稲垣は「曲名とか言うと、たぶんすっごい怒られちゃうから言えないけど」と、曲名のみでも発言しにくい状況であることを示唆していた。
それだけに、今もSMAP5人を応援する人たちは「SMAPのメンバーが歌えないのに無神経すぎ。キンプリ嫌いになりました」「ジャニーズのタレントが自由に歌えてSMAP本人たちが歌えないどころか、タイトルさえ言わせてもらえないのはやっぱりおかしいと思う。つらい」「SMAPを潰しておいて、その功績だけのっとろうとする事務所にもこのグループにも嫌悪感」「後輩やJr.が先輩の歌を歌い継ぐことは知ってる。だけどSMAP自身に歌やタイトルの制限をするのは楽曲提供してくれた方たちにも失礼だし、ジャニーズ事務所が私物化していいものじゃない」と、激怒。
これらに対し、ジャニーズファンは「案の定スマおばさんが『なんで後輩は歌えるのにSMAPは歌わせてもらえないの!』ってキレてる。いや、SMAPはもうないし、退所した3人は曲の権利まで持ち逃げするつもりだったの?」「大切に育ててくれたのは事務所のはずなのに、解散した瞬間全て悪いのは事務所だと、本人たちを持ち上げて後輩たちをけなすSMAPファンの神経が理解できない。SMAPは嫌いじゃなかったのにこの人たちのせいで退所した3人がほんとに無理」と反論。SMAPファンとジャニーズファンが互いに罵り合っている状況だ。
さらには「SMAPの歌を歌わなければチケットが売れないのかも」と、うがった見方をする意見もあり、これに対してジャニーズファンは「セットリスト公開してからチケット発売してるわけじゃないし、SMAPの曲を聞きに行ってるわけじゃない。そんなことしなくてもキンプリは人気です」とあきれ返っているようだ。
「現状を踏まえると、SMAPファンがモヤモヤした思いを抱えるのは仕方ないことですが……。一部ファンが指摘している通り、SMAPもデビュー前後には少年隊や光GENJIの楽曲をカバーしていましたからね。今回の揉め事を受け、中には『後輩グループやJr.がSMAP曲を歌うのが許せないファンの気持ちはわかるけど、後輩の中にもSMAPファンはたくさんいて、曲を歌うことでSMAPに敬意を表してる後輩もいる』『キンプリさん、「夜空ノムコウ」と「SHAKE」を歌ってくれてありがとう。「少クラ」やライブなどで歌ってくれてるJr.も、SMAPを生かし続けてくれてありがとう』と、好意的なコメントも出ています」(同)
一方で、かつて年末の特番『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)でSMAPメンバーと共演していた明石家さんまからは、SMAPとKing&Princeに関連する驚きの発言も飛び出した。King&Princeのデビュー後、さんまはハスキーボイスが特徴的な平野紫耀のものまねを定期的にラジオ『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)などで披露。8月11日の同番組では「そのうち(King&Princeと)共演するやろな」と切り出し、「ファンの間では年末の『さんま&SMAP』のところを『さんま&キンプリ』にっていう声も上がっているくらいやから」と、明かしたのだった。
キンプリファンは「SMAPの枠にキンプリっていう世間の期待が、さんまさんの頭にあることがスゴい! ぜひ実現してほしい」と喜んでいるものの、SMAPファンは「勝手にやれば。キンプリもSMAP使わないで自分たちの力だけで勝負しなよ。みっともない」「『さんま&SMAP』を『さんま&キンプリ』にって……あからさますぎるけど日テレだからやりかねない気もする」と、ショックを受けるよりもさんまの言葉に呆れている様子だ。
楽曲をめぐって、SNS上でやや過激な持論を展開しているジャニーズファンとSMAPファン。両者の溝は深まっていくばかりに見えるが、理解し合える日は訪れるのだろうか。