仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

市川海老蔵、小林麻耶の結婚祝福コメントに見る非情――“常人とは違う”名門・市川家の素顔

2018/08/02 21:00

なぜ祝福を控える必要があるのか?

 海老蔵と麻耶は親戚で、しかも自分の子どもがいろいろとお世話になっている。それなのに、なぜ祝福を控えるのだろうか。

 海老蔵も麻耶とウワサを立てられ、迷惑をしていたかもしれないが、「後妻狙い」と言われた麻耶の方が、海老蔵より名誉が傷つけられている。ウソの報道について否定していたら、キリがないものの、自分が間接的に傷つけてしまった女性が結婚するのに、「少し控える」意味が私にはわからない。また、コメントが遅くなることで、痛くもない腹をさぐる人が出てこないとも言い切れないだろう。

 「女性自身」によると、麻耶の相手は、海老蔵の母親が紹介したそうだ。顔の広い梨園妻が、親戚の娘に縁談を紹介したという解釈もできるが、海老蔵の再婚に邪魔になりそうな存在だから、一周忌をめどに遠ざけたという見方だって成立するのではないか。

 自分以外のことに興味がないように見える海老蔵、家を維持するために、邪魔になりそうな女性は“片づける”ように見える母。この家に次にお嫁に行く人は、相当の覚悟がいりそうだ。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの


最終更新:2018/08/02 21:00
まや道 向かい風でも笑顔の理由
心から願う、麻耶、幸せになって