名門幼稚園で勃発した「劇の主役」争い――セレブママの言う「不平等」に園側の対応は?
同じクラスの中で、自然とAさんグループ、Bさんグループと派閥ができてしまい、これには、園側も困惑しているという。
「うちの園は、毎年劇をするのですが、Bさんの家の子が主役をやることになり、Aさんが幼稚園側に『不平等ではないですか』と抗議しているのを見ました。このままでは、会自体がボイコットでなくなりそうだったのですが、園側は、2人が同じ役をやり、前半と後半で入れ替える措置を取ることにしたんです」
園長は、学園とつながりの深いAさんとBさんに、遠慮をしている部分があるのか、「なかなか注意しづらそう」だという。
「当時の同級生と親となってまた再会するって面倒だと思うので、娘を併設の小学校に進学させるか、別の私立を受験させるか迷っています」
噛みつきの犯人を探り、親に抗議したが……
保育園でのトラブルといえば、園児同士の思わぬ喧嘩とそれに伴うケガだろう。言葉が未発達な0~2歳児までの間は、入浴や着替えで子どもの服を脱がした時、見えない部分などに痣や切り傷などを見つけたという保護者も多い。子どもを迎えに行った際に、保育士から1日の子どもの様子を聞かされるが、ケガをしていてもそれに触れずに受け渡されるケースもあるため、のちのちトラブルに発展するという。認証型保育所の1歳児クラスに女児を通わせている和代さん(仮名)は、4月に入園できた保育所の対応に不満が募っている。
「子どもが0歳の時に復職したのですが、無認可の保育所に通わせて時短勤務していました。今までずっと不承諾通知だったので、認証に空きが出て4月に入園できた時は、『やっとこれでフルタイムで働ける』って大喜びでしたね。無認可の保育所は、保育料が高くて1カ月7万円もかかり、でもその分、子どもの数が少ないので、保育士さんがよく見てくれたんですが、今の保育所は、噛みつき癖のあるがいて、うちの子はいつも噛まれてしまい、ついに園に行きたがらなくなったんです」
最初はまだ長袖の季節だったため、帰宅後に服を脱がせるまで指や腕に噛まれた跡があることに気が付かなかったという和代さん。保育士に、どこの子から噛まれたのか確認したところ、「1歳児の時は、親と離れた寂しさから噛み癖が出る子が多いみたいで、特定できず、どの子に噛まれたのか教えてもらえなかったんです。多いときは週に3回も噛み跡がついていて、向こうの親から何も謝罪がないこの状態にモヤモヤしました」