芸能
初回から好スタート!

「現代パート必要あった?」『この世界の片隅に』好発進スタートも原作ファンから疑問の声

2018/07/22 18:00
『この世界の片隅に』(TBS系)公式サイトより

 7月22日夜10時から第2話が放送される、松本穂香主演の『この世界の片隅に』(TBS系)。初回視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2桁スタートをきっている。

 アニメ映画がロングランヒットを記録したことも話題となった、こうの史代氏の『この世界の片隅に』(双葉社)。ドラマ版では約3,000人の中からオーディションで選ばれた松本が、主人公の“すず”を演じている。物語は太平洋戦争中に広島県・呉へと嫁いだすずが、夫の北條周作(松坂桃李)、義母・サン(伊藤蘭)、義父・円太郎(田口トモロヲ)、義姉・径子(尾野真千子)らとともに、前を向いて健気に生きる姿が描かれる。

 第1話は原作やアニメ映画にはなかった、ドラマオリジナルの“現代パート”からスタート。近江佳代(榮倉奈々)と恋人の江口浩輔(古舘佑太郎)が、呉にある「北條」の空き家を訪れ、すずの名前が彫られた“くし”を発見する。

 そして時代はさかのぼり、昭和9年の1月。幼少のすず(新井美羽)は、お遣いに出た帰り道、“人さらい”に遭ってしまう。しかし、先に捕まっていた少年・北条周作(浅川大治)が機転を利かせたことで、すずは無事に自宅へとたどり着くことができた。

 昭和18年・秋に場面が移ると、すずの自宅へ周作と周作の父・円太郎(田口トモロヲ)が訪れる。周作は、以前からすずを見初めていたというが、あの時の少年が周作であることに気づいていないすずは、それが不思議でしょうがない。それでも、すずは北條家へ嫁ぐことを決めて呉に赴き、周作と結婚。足に不自由があるサン(伊藤蘭)の存在にとまどいつつも、周作との夫婦生活をスタートさせたのだった。

「ドラマ化には大きな注目が集まっていましたが、冒頭からオリジナルの現代パートが描かれて原作ファンは困惑したようでした。終盤に再登場しても、なぜ2人が北條家を訪ねたのか明かされなかったため、ネット上では違和感を訴える声が続出。『現代パート入れる必要あった?』『榮倉と古舘カップルいらないだろ』『まさか原作だけじゃ尺が足りなくて現代パートを入れてみましたとかじゃないよね』といった批判が相次いでいます」(芸能ライター)

 第2話ですずは、新たな生活に馴染もうと奮闘。そして、呉での生活に慣れ、周囲の人々との交流も芽生えてきた頃、すずは、北條家に嫁いできたことを改めて実感することに。しかし、サンに対する遠慮から北條家の習わしを聞くことができず、すずはストレスを抱えていた。

 そんなある日、周作の姉・径子(尾野真千子)が娘の晴美(稲垣来泉)を連れて北條家に帰ってくる。嫁ぎ先の黒村家と折り合いが悪い径子は、「しばらく戻らない」と宣言。さらに、北條家の家事は自分に任せ、すずは実家に帰るよう言い放つのだった。

「第2話の予告から、北條家に戻ってきた径子が波乱を起こしそうな気配が伝わってきます。径子役・尾野真千子の演技力に期待する視聴者は多く、『演技うまいから、いびりつつコミカルな感じもバランスよく出してほしい』『尾野さんが安定の存在感でハマり役。作品の質を上げてくれそう!』といった声が見られました」(同)

 今後、現代パートはどのように物語に絡むことになるのか。時を超えたすずとの関係性にも注目が集まる。

最終更新:2018/07/22 18:00
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