夏の“酔ったノリで……”セックス体験談！　ガテン男と花火の後に、残業終わり後輩と!?

　先日、友人の家で宅飲み女子会をしていたところ、「そういえば、この前怖いことがあって……幽霊見たかも」と1人が話し始め、それから皆が次々と怖い体験談を話し始めました。“夏と言えば怪談”なんて誰が定義したのか知りませんが、なんとも夏っぽい。心なしか肌寒くなってきて、クーラーを切ったあたりで、1人の友人が深刻そうな顔で語り始めました。「私はこの前、酔っぱらった勢いで会社の先輩とヤっちゃってさ……しかも、酔いを醒ますために歩いてる途中にあった公園で。ま、私は社内に彼氏いるし、次の日から普通に先輩後輩に戻ったんだけど、先輩は気にしてるみたいで、やたら寄ってきてさ。マジ怖い」……。

　怪談より何より、彼氏がいるのに先輩と野外セックスをした上、その後なにもなかったかのように生活できる友人の神経が一番怖い、と、きっとその場の全員が思いましたが、その後は、酔った勢いの“ワンナイトストーリー”に花が咲き、なんだかんだ楽しい夜なのでした。

　家に着いたあと、「私だけワンナイトをしたことがないから、話すネタがなかったな～」と少し寂しくなったものの、今の生活を壊すリスクを考えると、正直する気にはならないのが本音です。ただ、ちょっとだけ羨ましいので、「まんが王国」で“したつもり”を楽しむことにしました。

 残業帰りに新入社員男子と……

　数ある“酔ったノリ”でベッドイン系の中で、飛びぬけてキュンキュンできたのは、『わかったらお返事は？』。ヒロインのOL・恭子は、上司に頼まれて、新人社員・悠人の“教育係”を務めることになりました。かわいくて感じの良いイケメンで、仕事もできるパーフェクトな新人だと思っていたのですが、皆から頼まれた雑用を断りきれず請け負った恭子へ、「アンタみたいなヤツ、嫌いなんだよね」と不敵な笑みで言い放ち、そこから態度が豹変。「なんなのこいつ!?」となる恭子でしたが、残業に付き合ってくれたお礼に、飲みに行ったことで事態は急展開……。酔った勢いで、一夜の過ちを犯してしまうのです。「アンタさ、オレの教育係でしょ？　だったら今度はオレがアンタに教えてやるよ――」。そんなドSなセリフに、悔しくもゾクゾクしてしまう恭子。これから一体どうなるのでしょうか――!?

　ドS男子・悠人がみせる、若さゆえの“怖いもの知らず感”が妙に魅力的で、「こんな後輩がいたら毎日ドギマギさせられちゃうんだろうな～」という妄想が止まりません。口では「イヤッ……」と言いながらも、体はまったく抗えていない恭子の気持ちが、手に取るようにわかります。

　また、一巻完結できれいにまとまっているので、サクッとスムーズに読めてしまうのも個人的にはうれしいポイントです。夜寝る前に読み始めて、続きが気になって読み進めている内に夜が明ける……今日はお仕事……という恐怖体験をせずに済みそうですね。

 ガテン男子と花火の後に公園で……

　「でも、正直オフィスラブにはもう飽きちゃった」という人には、たくましい筋肉のガテン系男子×処女を理由にフラれた塾講師、という一風変わった作品『理性が飛んじゃう!?ガテンの本能むきだし男子』がおススメ！

　ヒロインの朝美が「処女は重い」と彼氏にフラれ、ヤケ酒をして酔いつぶれたところを、ガテン系男子・遊理に介抱されるところから始まります。「処女の捨て方なんてわかんないし…っ」と泣く朝美に対し、「襲ってくださいってか？」と押し倒しながらも、決して乱暴に犯しはしない遊理の優しさと、男らしい筋肉のギャップにグッと心を掴まれます。遊理と朝美の体格差がしっかり描かれているのも、よりエロさを際立たせていてたまりません……。花火が終わった後、告白されて、そのまま公園で――なんて、夏だからこそのシチュエーション、あこがれちゃいますね！

　夏、それは開放的になる季節。ハメを外すにはうってつけの季節とはいえ、酔ったノリでベッドインは実際なかなか経験できるものではいですよね。でも、漫画で楽しむ分にはなんの問題もありません！　皆さんも「まんが王国」でひと夏の恋を楽しんでみてはいかがでしょうか？
（文・ヨコシマリンコ）

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