『どエライさん』『石橋貴明のたいむとんねる』『PON!』打ち切りウワサされる3番組の行方
今年1月にスタートした『世界の村のどエライさん』(フジテレビ系)が、9月いっぱいで放送打ち切りになると、7月11日発行の「東京スポーツ」がスクープした。同紙は「スマスマの呪い」として、2016年末のSMAP解散に伴って放送終了となった同枠の過去番組『SMAP×SMAP』を引き合いに報じている。
『どエライさん』は昨年12月に終了した『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』の後番組。視聴率不振で打ち切られた『もしズレ』だが、番組末期は7%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで数字を伸ばしていたのに対し、『どエライさん』は3~4%台と、超低視聴率が続いている。
「フジ上層部の『もしズレ』打ち切り強行には、出演陣からもブーイングが出ており、『なんとか翌年3月まで続けられないものか』という意見もあったそうです。多くの場合、放送打ち切りは3月か9月がテレビ界の慣例ですが、それを押し切って打ち切りにした揚げ句、後番組がこの体たらくとあって、フジの迷走ぶりを象徴していますね」(芸能プロ関係者)
また7月11日発売の「週刊新潮」(新潮社)は、4月に始まった『石橋貴明のたいむとんねる』(同)について、早くも「年内打ち切りで調整中」と報じている。
「同番組は、3月に最終回を迎えた『とんねるずのみなさんのおかげでした』とスイッチする形でスタートしており、いわばフジから、とんねるず・石橋貴明への“償い”として生まれた番組なんです。ご長寿番組が打ち切られる際に、局側が出演者に対し、『ごめんなさいね』という気持ちを込めて、新番組を持たせるケースは少なくありません。しかし、理由はどうあれ、番組が打ち切りとなれば、もう貸し借りの関係はなくなるため、石橋がフジから消える日も近いということになります」(スポーツ紙記者)
そして7月3日配信の「日刊大衆」では、日本テレビの情報バラエティ『PON!』の打ち切り説が伝えられた。
「日テレは、朝から昼にかけて『スッキリ』『PON!』『ヒルナンデス!』という3番組を放送中ですが、確かに『PON!』は、前後番組の足を引っ張る低視聴率ぶり。上層部は、テコ入れをしたいという意向ではあるものの、現状、正式に『PON!』の打ち切りが決定したわけではないようです。確かに数字的には苦しい『PON!』ですが、局内では重宝がられている面もありますしね。というのも、『PON!』はほかの番組では扱わないタレントのプロモーションも積極的に放送するので、『芸能事務所との“潤滑油”になっている』と、局内で一定の評価を得ています。例えば、あまり知名度のないジャニーズJr.の舞台を取り上げることで、ジャニーズ事務所と日テレの関係を良好にしている……という具合です」(日テレ関係者)
3番組とも、正式な放送終了は発表されていないものの、これらのウワサを跳ね飛ばして来年も放送し続けている番組はあるのだろうか。