S・スタローンの72歳の誕生日に、シュワちゃん、アル・パチーノらスターがサプライズメッセージを贈る!
今年2月末に「前立腺がんで死去」というニセ情報が拡散されたものの、自身のインスタグラムで「オレはまだパンチしてるぜ!」とつづり、健在をアピールしていたシルヴェスター・スタローン。先週は21歳、20歳、16歳になるご自慢の娘3人と、22歳年下の元モデルの妻と共にロンドンを訪れ、高級レストランに繰り出してはファンのサインに応じるなど超ご機嫌。72歳の誕生日である7月6日に開催されたディナーショー『An Experience With Sylvester Stallone』でも笑顔を見せながら、トークを繰り広げた。
このトークショーではステージに巨大スクリーンが設置され、後ろの席の観客のためにシルヴェスターの姿を映し出していたのだが、ディナーショー主催会社がこのスクリーンを使い、シルヴェスターに粋なサプライズを仕掛けたのだ。
米エンタメサイト「TMZ」は、その様子を撮影した観客の動画を入手。それによると、進行役の女性がおもむろに「ちょっとこのビデオメッセージを見ていただきたいのですが」と言い、シルヴェスターは不思議そうな表情でスクリーンを見上げる。すると、突然スクリーンには、映画『ロッキー』(1976)でシルヴェスター演じるボクサー、ロッキーと死闘を繰り広げ、『ロッキー3』(82)では失意のどん底に沈んだロッキーを熱い友情で立ち上がらせた上、「試合ではけ」と自分の勝負トランクスを差し出し、『ロッキー4/炎の友情』(85)ではロッキーの代わりにリングに立ち、対戦相手にボコボコにされて亡くなるという、無二の大親友アポロ・クリード役を演じたカール・ウェザースが登場。
VTRの中で、カールはシリーズの最初から『ロッキー』に関われて幸せだと感謝の気持ちを述べつつ、「誕生日おめでとう」とかみしめるように言い、シルヴェスターは笑顔でスクリーンのカールを見つめていた。
次に登場したのは、『ロッキー』のスピンオフ映画『クリード チャンプを継ぐ男』(15)にて、アポロの息子役で主演を果たしたマイケル・B・ジョーダン。「誕生日おめでとう。これからも戦い続けてください」とマイケルから拳を見せられ、シルヴェスターはにっこり。
続いてアクション映画『エクスペンダブルズ2』(12)で、シルヴェスターと敵対する悪役を演じたジャン=クロード・ヴァン・ダムが登場。海をバックに「ハッピーバースデー」と投げキッス。
『ロッキー4』でアポロを死に追い詰めたロシア人ボクサー、イワン・ドラゴ役を演じて一躍有名になり、『エクスペンダブルズ』にも出演したドルフ・ラングレンも人懐っこい笑顔で登場。「誕生日、おめでとう! 近いうちに会えればと思ってます」と、共演に含みを持たせていた。
そして、赤いサンドバッグをパンチするサングラス姿のアル・パチーノが登場。ゼーゼー息を切らしながらパンチとマシンガントークを炸裂させ、サングラスを取り「ハッピーバースデー」と言いながら、くしゃくしゃの笑顔に。6歳先輩のアルからのビデオメッセージに、シルヴェスターは首を振り、感極まったような仕草を見せた。
ビデオメッセージの大トリを飾ったのは、筋肉自慢のアクション俳優という似た者同士だったため80年代後半までいがみ合っていたものの、その後、友情が芽生え、絆を深めていった“大親友”のアーノルド・シュワルツェネッガー。3月に緊急心臓切開手術を受けた後、意識を取り戻した時の第一声が「アイム・バック」だったと発表され、「さすがターミネーター」と世界中で話題になったアーノルドの元気そうな姿に、シルヴェスターは両手を大きく広げ、喜びを表現。アーノルドは、「オレたちもさ、とうとう、『セックス=助けて!』という年になっちまったなぁ」とアダルトなギャグをかまし、「君はこの数十年、オレにとって素晴らしいインスピレーションを与えてくれた。アスタ・ラ・ビスタ(またいつか)、ベイビー!」と決め台詞を言い放った。
いつも以上に目をとろーんとさせながら、大親友からのメッセージをうれしそうに受け止めていたシルヴェスター。今年11月には『クリード2』が全米公開される予定で、しばらく多忙な日々を送りそうだが、友人たちのメッセージを胸に、ますます精力的に活動することだろう。彼が健康な1年を送れるよう祈りたい。