木村拓哉&工藤静香の娘・koki,のデビューで、一番旨味があった人
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎木村家通信
「エル・ジャポン」(ハースト婦人画報社)表紙デビューから約2カ月。「国内外から仕事のオファーが殺到!」との報道もあるのだが。今のところ、その活躍は、本人と工藤静香のSNS上に限られているkoki,。ここぞとばかり一緒の写真を公開する高笑い顔の静香を見るにつけ、なんかますます「道具」に使われてるイメージが。今まで「子どもは一般人だから」という理屈で掲載されなかった、一家のプライベート写真も、koki,のデビューと同時に解禁状態に。もう各週刊誌は連載のように毎週一家の姿を載せてる。実はデビューで旨味があったの、koki,でも静香でもキムタクでもジャニーズでもなく、週刊誌のカメラマンだけだったりして。
◎レモン高!
エグ財る、打ち間違えた、EXILEの事務所が3億円申告漏れ。これで2度目。「経費計上に関し、国税当局と見解の相違があった」とのことだが。事務所側が経費と誤認識していたものとして、以下が考えられる。
〇レコ大代としてバーニングに払った1億円
〇白洲亜嵐が使った口止め料300万円
〇武井咲の件でオスカーに払った迷惑料1,000万円
〇打ち上げで飲んだ生レモンチューハイ代1億8,700円
しめて3億。Love, Dream&Happiness……。
◎治外法権
「『小室哲哉、引退会見で話したことは全部ウソ』と親族が怒りの反論」が掲載された「週刊文春」(文藝春秋)。引退表明のせいで叩かれ、煮え湯を飲まされたというのもあるんだろうが。それにしても、7ページて。今週はほかにも、サッカーW杯、小室圭さん留学、紀州のドン・ファン続報、LDH JAPAN3億円申告漏れ、タイ洞窟少年救出作戦などなど、ニュースはたくさんあるというのに。「そもそもkeikoの介護なんてしてない」「会見後一度も夫婦で会ってない」「会見で話したkeikoの病状も全部ウソ」に7ページ……。ロッキード事件レベルの台割に、怒りのアフガン並みの憤怒を見た。
結論としては、「文春を怒らせたら、しつこい」。NEWSの3人も一生目を付けられ続けるだろう。でも手越祐也だけは。一生治らない治せない治す気もない。そもそも誰も治ると思ってない。「手越日記」でも始めて気長に付き合うのがお互い吉か。清原和博と「フライデー」(講談社)みたいに。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。