「笑えるくらいクズ医者ばっか」『ブラックペアン』医療ミス多発の大学病院に呆れた声
6月10日夜10時から第8話が放送される、嵐・二宮和也主演の『ブラックペアン』(TBS系)。視聴率は初回13.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、第2話12.4%、第3話12.1%、第4話13.1%、第5話13.4%、第6話13.0%、第7話13.0%と好調を維持している。
同ドラマは、天才的な手技を持つが、出世に興味のない東城大学医学部付属病院の外科医・渡海征司郎(二宮)が主人公。己の手術技術を信じる渡海は、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、最新医療機器「スナイプ」の導入をめぐる、さまざまな不正や目論見を暴いていく。
第7話では、渡海が帝華大に引き抜かれ、東城大を去ることに。そんな中、国産の手術支援ロボット・カエサルを推進する厚労省の富沢(福澤朗)が東城大にやってきて、患者の治験を持ちかける。東城大は、山本祥子(相武紗季)にカサエルの治験になってもらうことを決定したが、すぐにトラブルが発生。担当医の黒崎(橋本さとし)が、祥子にアレルギーがある“ペニシリン”を入れる指示を出してしまったのだ。
一方、帝華大でも手術中にミスが発生。担当医が、患者の悩みを聞かずに手術へと踏み切ったことが原因で、患者の容態が急変してしまう。しかし、手術室にやってきた渡海が「お前の退職金1千万でもみ消してやる」と担当医に話を持ち掛け、代わりに手術を成功させるのだった。
その後、東城大では祥子の手術がスタート。ところが、手術中に血栓が見つかったにもかかわらず、黒崎は「予定になかったことだ」と言い、摘出せずに手術を終わらせようとする。黒崎の発言に高階(小泉孝太郎)が激怒するも、病院長の守屋(志垣太郎)までもが手術を終わらせるよう促す。しかし、治験コーディネーターの香織(加藤綾子)に「今の会話を全て患者様にお伝えしてもいいんですか?」と脅され、渋々手術の続行を了承することに。
「医者の傲慢さによる医療ミスが多発した第7話に、呆れる視聴者が続出。『笑えるくらいクズ医者ばっかだな』『東城大にも帝華大にもまともな医者はいないのか。大学病院で真面目にやってる医者が気の毒になる』『無能な医者が多すぎるだろ』『クズ通り越して人殺しだろ。さすがにポンコツすぎるぞ』といった声が上がっていました」(芸能ライター)
第8話では、カエサルの治験が最終段階に入り、外科学会理事会でお披露目をすることに。すると、これまで治験の症例を集めてきた東城大を差し置いて、帝華大主導でお披露目の手術をしたいと言い出す西崎教授(市川猿之助)。佐伯教授(内野聖陽)は、西崎が執刀医となることを条件に、東城大と帝華大の合同チームの結成を許可するのだった。
東城大から合同チームに参加するのは渡海、高階、世良(竹内涼真)の3名。帝華大のスタッフたちは、手術のシミュレーションを仕切る渡海の姿に圧倒される。しかしそんな中、東城大の医者たちの間では、佐伯教授が大学を不在にすることが増えたと話題になっていた。
「第8話の予告映像では佐伯教授が倒れている姿が映し出されており、渡海は“いったか”という意味深な台詞を口に。佐伯教授と渡海には何か深い関わりがあるらしいのですが、ついに秘密が明らかになるかもしれません」(同)
物語が佳境に差し掛かっている『ブラックペアン』。次回も目が離せない。