日テレ、『24時間テレビ』ランナーを『イッテQ』内で発表も「いまさらでは」と鈍い反応
6月3日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が、平均視聴率20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークしたことがわかった。安定した人気に「20%超えは純粋にすごいと思う」といった声が上がる一方、番組内で『24時間テレビ41 愛は地球を救う』(同)のチャリティーランナーが発表されたことで、さまざまな意見が飛び交っている。
この日の放送は、「珍獣ハンターイモトワールドツアー in トルコ」と「温泉同好会 in イギリス」の2本立てで展開。番組の終盤にサプライズ企画として、チャリティーランナー発表のVTRが流された。
「番組前半で放送された『珍獣ハンター』シリーズは、イモトがトルコを訪問。国宝に指定されているカンガル・ドッグと触れ合ったり、オリーブオイルを塗りたくってのレスリングに挑戦していました。後半の『温泉同好会 in イギリス』でも巨大ブランコに乗せられるなど体を張った企画が展開され、ネット上には『この時代にバラエティーで20%とか、すごいよね』『ほんと毎週面白いから大好き』『イモトワールドツアー、面白すぎやろ』と好評価が相次いでいます」(芸能ライター)
「温泉同好会 in イギリス」が終わるとVTRが切り替わり、内村光良らイッテQメンバーの前に、正装した出川哲朗が登場。出川は「今年の24時間テレビの応援団長に任命されました」と明かし、ANZEN漫才・みやぞんがチャリティーランナーに決定したことを発表した。
「みやぞんの指名まで引っ張りに引っ張りましたが、視聴者は『まぁ、「やっぱりね」という感じ』としらけ顔。それもそのはずで、放送当日の朝には“みやぞん内定”のウワサが報道されていたため、『日テレは、ネタをばらした人間を訴えてもいいと思う』『フライング情報が正しかったか』といった声が続出しました。唯一のサプライズといえば初の“トライアスロン形式”が採用されたことで、『体力のあるみやぞんならマラソン楽勝でしょと思ってたら、トライアスロンとは』などの反応も見られます」(同)
みやぞんがトライアスロンに挑戦すると判明するとネット上は大盛り上がりとなったが、『24時間テレビ』のチャリティーマラソンは、存続が危ぶまれていた企画だという。
「昨年はランナー発表を『24時間テレビ』放送当日まで隠し続けたことで、視聴者から“チャリティーよりも話題性を重視した”と猛批判を受けました。今回、『24時間テレビ』放送より約2カ月も早く発表されたのは批判に対する反省の表れだと思いますが、もはや企画そのものに反感を覚える人も多く、『マラソンもトライアスロンもチャリティーと何か関係あるの?』『もう誰も感動なんかしてないのに、なんで毎回走らせるんだろ』『パラリンピックを放送しない日テレが、チャリティーとかお涙頂戴みたいなことしても、説得力がないよ』と袋叩き状態です」(同)
お笑い以外にも、天然キャラなど並外れた個性を発揮してブレークを果たしたみやぞん。視聴者からの批判の流れを変えることになるのか、挑戦を見守ろう。