「大泉洋は違った」『恋は雨上がりのように』初登場4位、「食傷気味」「気持ち悪い」の声
5月25日から公開が始まった、小松菜奈・大泉洋共演の映画『恋は雨上がりのように』。全国301スクリーンでの上映となったが、国内映画ランキング(興行通信社提供)では初登場4位と苦しいスタートを切ることに。ネット上からは「期待外れの出足と言われてもしかたないよね」「結構テレビとかで番宣してたけど、4位止まりって……」といった声が上がっている。
5月26~27日の全国週末興行成績では、『名探偵コナン ゼロの執行人』が週末2日間で1億8,000万円を稼いでV7を達成。対する『恋は雨上がりのように』は、動員8万6,000人・興収1億2,000万円という結果だった。
「『名探偵コナン』がシリーズ歴代最高の興収を挙げるなど依然強さを発揮していますが、それでも300スクリーン規模で4位は寂しい成績。5月18日公開で3位に踏みとどまった『ピーターラビット』にも敗れてしまいました。この成績に落胆した映画ファンも多く、ネット上には『ほぼ貸し切り状態で、びっくりしたところだった』『なぜこの手の作品を300スクリーン規模で公開しようと思ったのかな』『同じ恋愛映画の「ママレード・ボーイ」が公開されて間もないから、みんな完全に食傷気味でしょ』といった反応が並んでいます」(芸能ライター)
原作はアニメ化もされた眉月じゅんの同名漫画で、挫折を味わった女子高生が、バイト先の年上の男性店長に思いを寄せる姿を繊細に描いた恋愛物語。1月には「第63回小学館漫画賞」の一般向け部門を受賞するなど、高い評価を獲得している。
「主人公の女子高生・あきらを小松、ファミレス店長の近藤を大泉が演じました。映画『帝一の國』をヒットに導いた永井聡が監督を務めたこともあり、原作ファンは実写映画化に期待を寄せていた様子。『すごく詩的で感動した』『ラストの余韻がいい』と好評の声もありましたが、一方で『原作が好きすぎるせいか、店長は大泉洋じゃない感が強かった』『小松菜奈は良かったけど、ほかのキャスト陣が微妙』『原作の良さを描き上げるには、完全に尺が足りてない』などの批判もみられました」(同)
“漫画からの実写映画化”に対するハードルの高さは毎回話題になるが、ストーリーそのものに対する不快感を示した人も。
「同作は、17歳のあきらが45歳でバツイチ子持ちの近藤に優しくされたことをきっかけに恋に落ちる物語。しかし“冴えない中年男性”に女子高生が恋をするという設定に抵抗を感じる人が少なくなく、ネット上には『フィクションだとはわかっていても、設定にちょっと引いてしまう』『中年男性のための映画みたいで気持ち悪い』『現実で女子高生が冴えないオジサンに恋愛感情抱くなんて、99%ないよ』といった意見も噴出しています」(同)
批判の声も上がっているが、「実写化としては成功の部類」と肯定派がいることも事実。息の長い興行で大逆転を見せるのか、ランキングの推移に注目しよう。