TOKIO・山口と関ジャニ・渋谷、ジャニーズ事務所の姿勢に言いたいこと
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎二丁目の女王?
LGBTイベントのステージでの、「私もマイノリティの1人」という発言が「?」扱いされている浜崎あゆみ。金取るツアーは人が入らず、声も出ず。外見もクオリティ低めのそっくりさんみたいで二度見必至。そんな現在の彼女にとって、ここが温かく迎えてもらえる唯一の場所なのかもしれない。声出てなくても、コルセット飛びそうでも、「がんばれー」って言ってもらえるしね。
しかし「私もマイノリティの1人」かぁ。感極まると、思わずこういう的外れな発言をしてしまう痛さが「二丁目に通う女」たる所以。寄り添っているつもりで、寄り添ってもらっている。いつか二丁目の地面とコールタール状に溶け合って、最後の日を迎えるのではないだろうか。近々引っ越してくるだろう、あれは。
◎引かない波
未成年に対する強制わいせつで、TOKIO・山口達也との契約を解除したジャニーズ事務所。契約はなくとも責任を持って支援する、とちゃんとした感じのこと言ってたけど。「未成年に対する強制わいせつ」で、まず謝らなきゃならんのは誰なんだ、というそもそも論に行きつくな、この話は。ユー、墓場まで持っていくのか。
◎余波
そして、一連の騒動ですっかり埋もれてしまった関ジャニ∞・渋谷すばる退所。ある意味、山口よりも事務所の扱いがぞんざいな印象。辞めるまでかなり時間はあるのに、行われるツアー不参加という、世にも中途半端な飼い殺し状態。真綿で首を締めるがごとく、渋谷への世間の興味を失せさせるベクトルが感じられると言ったら気のせいか。彼を育ててきた立場として、社会に責任を果たすために必要な支援を、今後も積極的かつ継続的に行ってやって。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。