TOKIO・山口達也、「謝罪会見からジャニーズ退所まで」を不祥事対応のプロがダメ出し!
5月1日、山口に不起訴処分が下されると、ジャニー社長がマスコミ各社にFAXを送付。「本日、山口達也に不起訴処分が下されましたが、山口が起こしました事件の事実並びにことの重大さに変わりございません。弊社としましては、ことの重大さを真摯に受け止め、全員がそれぞれの立場で信頼回復に全力を尽くす覚悟です」と謝罪を述べた。物議を醸した、第一報後の謝罪FAXからは一転、その内容自体が批判を呼ぶことはなかったものの、「いまさら遅い」「もっと早く社長が対応すべきだった」とネット上には厳しい意見も散見された。
「確かに遅ればせながらではあるものの、翌日のTOKIOメンバーの謝罪会見を控え、“彼らをほったらかしにしていない”“自分も気にかけている”というのを表明する意図があったのでは」
【4】TOKIOメンバー謝罪会見「入念な下準備を感じさせた」
翌2日に行われたTOKIOメンバーの謝罪会見について、山口の会見とは一転、高祖氏は「非常によく準備ができていた。PR会社など、プロの方を入れたのでは」と見解を述べる。メンバーの席とマスコミの席が明確に分かれている会場のセッティング、メンバーの入場・退出、冒頭で25秒間90度のおじぎをする、記者の挙手制による質疑応答といった進行などに、“入念な下準備”があったことを感じさせたそうだ。
「それは、会見が行われたホテルスタッフの対応にも表れていました。メンバーが座るときと立つときに、4人のスタッフがイスを引くサポートをしていたのですが、会見が終わりメンバーが立ち上がる際にもすっと現れ、すぐに去りました。そのタイミングで、4人がおじぎをしたんです。会見を見ていて見事だなと感じました。これができるのは、事前に打ち合わせをしていたからです。また、メンバーの足元が見えないようにテーブルの前を布で覆っていたのもきちんと考えられた証拠です。人は緊張すると、テーブルの下で足を組んだり、手をもじもじさせたりするなどしてしまい、そこに心理状態が表れてしまうのです。記者の方にそういったものを見せない工夫がされていました」
メンバーは会見で、それぞれ山口に対する思いや考えを語ったが、その発言内容に関しても、「事前に5人の関係性がわかるように役割分担をしていたのではないでしょうか。あくまで、“許してはいけない”けれども、厳しく言うメンバー、多少フォローするメンバーとがいる……という。厳しさはありますが、その裏にある山口さんへの愛情を感じる内容だったと思います」と高祖氏は評する。