「胸が痛む」「スッキリしない」『コンフィデンスマンJP』第4話の展開に疑問の声続出
5月7日夜9時から第5話が放送される、長澤まさみ主演の『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)。視聴率は初回9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話7.7%、第3話9.1%、第4話9.2%と推移している。
同ドラマは、“欲望”や“金”をテーマに、ダー子(長澤)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)という3人の信用詐欺師が、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとっていくというコメディードラマ。脚本は『リーガルハイ』シリーズ(同)などで知られる、古沢良太が担当している。
第4話のターゲットは、食品メーカー「俵屋フーズ」の社長・俵屋勤(佐野史郎)。公私ともにやりたい放題の俵屋は、社員への恫喝やセクハラが日常茶飯事だという典型的な二代目のお坊ちゃん。さらに、看板ヒット商品の缶詰「うなぎのカレー煮」に使用しているうなぎを、国産だと偽って販売していた。
俵屋が熱狂的な映画ファンであることに注目したダー子は、新作映画の出資話を持ち掛ける作戦に出た。ところが、ダー子の予想とは裏腹に、映画制作にはあまり乗り気でない様子の俵屋。そこでダー子たちは、俵屋好みの女優が出演することが決まったと伝え、出資に積極的になるよう仕向けることに。莫大な費用を投じて行われた撮影に大満足の俵屋だったが、最終的には「うなぎのカレー煮」の産地偽装をばらされた挙げ句、3億円も騙しとられてしまうのだった。
「第4話では、視聴者から俵屋に同情する声が上がっています。これまでのターゲットは、マフィアのボスのような男だったり、ライバル企業を不正に潰す悪徳女社長だったりと、スケールの大きな悪党。それに比べると俵屋は小市民な印象を与える容貌のため、『正直、俵屋社長がかわいそうに見えてしまった』『うーん、なんか今回はあんまりスッキリしなかった』『ただの映画大好きおじさんが騙されたように見えちゃって、なんか胸が痛む』といった反響が起こっていました」(芸能ライター)
第5話のターゲットは、野々宮総合病院理事長の野々宮ナンシー(かたせ梨乃)。芸能界で活躍していた元モデルのナンシーは、開業医と玉の輿婚を果たして引退。夫が亡くなった現在は、病院の経営を引き継ぎ、自身の知名度を駆使して成功を収めている。
ナンシーの息子・新琉(永井大)は、困難な手術を次々と成功させ、若きスーパードクターとしてマスコミからも注目を受ける外科医。しかし、新琉の功績のほとんどは他医師によるもので、中でも特に難しい手術を手がけていたのが、リチャードの虫垂炎手術を担当した外科医・田淵安晴(正名僕蔵)だったという。しかしナンシーは、薄給に耐えかねて他院に移ろうとした田淵に激怒。医療過誤をでっち上げて彼を医学界から締め出したのだ。
「第5話予告映像では、『白い巨塔』や『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)を匂わすようなナレーションが入っており、名作ドラマのパロディが期待できそうです。回を増すごとに同ドラマは視聴者からの反応も良くなっており、ついに視聴率が2ケタに届くかもしれません」(同)
果たして第5話では、どんな展開で驚かせてくれるのだろうか。次回も注目だ。