『ブラックペアン』、視聴率ダウンの戦犯は加藤綾子!? 「素人使うな」と疑問の声続出
初回13.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から、まさかの下落だ。嵐・二宮和也主演の『ブラックペアン』(TBS系)の視聴率が、2話で12.4%、3話で12.1%と数字を下げているのだ。
「1話、2話とも25分拡大というのはあまり聞いたことがありません。このかなり強気な編成は、作品に対する相当な自信の表れだとは思いますが、だとすれば少し期待外れに終わってしまいましたね。前クールは同じく嵐・松本潤による『99.9‐刑事専門弁護士‐SEASONⅡ』で、平均17.6%、最終回の9話は21.0%をマーク。そのまま好調が続くと思われた“嵐の日曜劇場リレー”でしたが、今のところあまりうまくいっていないようです」(芸能ライター)
今後、引き続き視聴率が下がれば「戦犯」探しが始まるが、ここまででやり玉に上がっているのは、“カトパン”ことフリーアナウンサーの加藤綾子だ。
「今作で本格女優デビューを果たした加藤の役柄は、新薬や機器開発の治験の窓口となる治験コーディネーター・木下香織。二宮演じる外科医・渡海征司郎のほか、準主役である小泉孝太郎や内野聖陽扮する一癖ある医師とも対等にやりとりするなど、彼女の出演シーンはかなり多い。もちろん華はあるのですが結局それだけで、抑揚のないセリフ回しなど、女優としてのキャリアのなさが露呈しています」(業界関係者)
ネット上でも「なぜこんな素人を使ったんだろう」「演技が大げさすぎてホントへたくそ」「緊迫感ゼロでドラマのクオリティが下がる」と批判的意見が続出。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』では、90年代の女子アナになりきり、バブリーな髪形と衣装で出演していた加藤だが、こうした女優業進出を歓迎する人は、果たしてどのくらいいるのだろうか。
一方で、意外な好演ぶりを見せたのが山村紅葉だ。母親である推理作家・山村美紗原作の『赤い霊柩車』シリーズや、その母が生前親しかった西村京太郎のミステリー作品ドラマに出ているが、いずれも「親の七光り」と揶揄されることが多かった。
だが、『ブラックペアン』初回で山村が挑んだのは、食道癌の患者・皆川妙子。近年演じてきたコミカルなキャラから一転、迫りくる死と向き合う悲壮感がにじみ出ていた。
「山村は初回のみのゲストだったのですが、その演技に注目する視聴者も多く、『ほんとの患者さんみたいだった』『山村紅葉とは思わなかった』という意見も寄せられています」(芸能ライター)
『ブラックペアン』出演で株を上げた山村と、演技に疑問符が付いて回る加藤。いずれにしても、視聴率推移が気になるところだ。
(村上春虎)