花沢類やダブルデートなど『花男』要素を取り入れた『花のち晴れ』、視聴率が大幅アップ!
杉咲花主演、King&Princeの平野紫耀共演の連続ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)の第3話が5月1日に放送され、平均視聴率9.6%と、前回の7.9%から1.7ポイントも上昇した(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。
本作は、神尾葉子の人気マンガ『花より男子』(集英社)の新章である同名マンガが原作のラブストーリー。名門・英徳学園において、寄付金を出せない“庶民”に退学宣告してきたC5。その中心メンバーは、学園でカリスマとして崇められている、神楽木ホールディングスの御曹司・神楽木晴(平野紫耀)だ。高等部2年の江戸川 音(杉咲花)は、かつてはお金持ちだったが、父の会社が倒産し、今は“隠れ庶民”。第3話では、何者かによって音の素性が英徳学園の生徒全員の知るところとなり、音は生徒たちから「嘘つき」「貧乏人」と責められる。晴はC5としての責任感と、音への恋心に揺れ動く。
翌日、退学届を出しに来た音は、生徒たちにとり囲まれ、突き飛ばされ、土下座させられるなどの激しいいじめに遭う。晴は音を助けようと駆け寄るが、その瞬間、金属バットが音に振り下ろされ……。間一髪、現れたのが音の婚約者で桃乃園学院に通う馳天馬(中川大志)。華麗な身のこなしで音を救い出し、自ら資産を運用して得た5,000万円を英徳学園に寄付。音は退学を免れたのだった。
目の前で天馬に圧倒され、「早く行動を起こしていれば」と後悔する晴。そこへ卒業生である花沢類(小栗旬)が姿を現し、類と同じF4メンバーで、晴の憧れの人である道明寺司の名を出しながら、「司は一番大事なものしか眼中にないよ」とアドバイス。晴は、自分にとって一番大事なものは音だと再確認するのだった……。
今回の見どころは、音がアルバイトをしているコンビニを晴が訪れたシーン。バイトの先輩・紺野亜里沙(木南晴夏)が、「音っちに会いに来たんだよね?」と聞くと、照れて焦りながら「バカ、オレはちょっと、けし、消しゴムを買いに……」とごまかし、紺野が「ヒマだったら一緒に遊びに行かない? うちの彼氏と4人で」とダブルデートに誘うと、一瞬の間もなく真顔で「行く」と即答。平野の絶妙な間合いに「コンビニのシーン好き」「コンビニのやりとりにニヤニヤ」「見てて微笑ましい」「かわいい」「即答で面白かった」とときめいたファンが多かったようだ。
さらに、ダブルデートではバッティングセンターからもんじゃ焼きと“庶民のデート”を心ゆくまで楽しんだ晴。「このもんじゃはオレのもんじゃ」といったダジャレまで飛び出し、音とすっかりカップルのような仲睦まじい掛け合いを見せ、「もんじゃのシーンでニヤニヤが止まらなくなった」「2人お似合いすぎる」「あーんって口開けてたのがかわいすぎ」と賞賛されていた。
花沢の登場に加え、土砂降りの恵比寿ガーデンプレイスや“庶民”なダブルデートなど、毎回のように「花男」ファンが懐かしくなるシーンも盛り込まれており、この調子で視聴率が上がっていくことが期待できそう。当初は「棒演技」と揶揄された平野の演技も、回を追うごとに上達してきており「表情が豊か」「演技力は無いんだろうけど、表現が素直」と、その真っすぐな演技を評価する声も出てきた。
お互いに引かれ合う晴と音だが、次回以降、晴、音、天馬の三角関係に真矢愛莉(今田美桜)が加わり、恋愛模様が複雑化。物語の展開も気になるところだ。