コラム
角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第159回
ひとり親家庭が多い時代、保育園での「父の日」「母の日」制作はどうする?
2018/05/05 16:00
ゴールデンウィークも終盤。保育園からするとゴールデンウィークは微妙というか、園に慣れた子どもがゴールデンウィークをきっかけに「振り出しに戻る」ことが多いので、ゴールデンウィーク明けは結構大変です。4月末、32年度の見学に来た方が、「子どもが泣いていない保育園なんて初めてです!」とおっしゃっていたのですが、また戻ってしまうのでしょうか?
今年度から始めた取り組みである「グループレッスン」(はさみ、絵画、劇遊び、楽器、発表、集団遊び)がとても好評で、保護者から「お受験するなら幼稚園に行かせた方がいいのでは? という考えが一切なくなった」「毎週(子どもが)楽しみにしている」などと、うれしい報告ばかりで手ごたえを感じています。担当する先生のスキルが高くて(有名幼稚園に14年勤務していた)、アシスタントをする自分が迷惑にならないようにと考えるばかりです。
ずっと保育園に勤務している先生と、保育士資格を持ちながらも幼稚園に勤務経験がある先生はまったく違うということもよくわかりました。保育園で長く働いていた先生は、幼稚園に長く働いていた先生とは違う良さがあって、どちらもすごく大事だなと思いました。保育園は幼稚園とは違い、長時間お預かりする場所なので、バランスがとても大事です。
最近は、ほかの業界で働いていながら独学で試験を受けた「一発合格」派の保育士も多く、その分、ほかの業界を知っているので、人間的におもしろい、変なカラーに染まっていない、動きに無駄がないという特徴があります。あー、以前に一発合格派ですごいの(悪い意味で)が面接に来たことがあるので、当たりはずれが激しいのかも。